Bungieは、開発中の脱出シューター『Marathon』におけるネットワークおよびセキュリティの基盤技術に関する詳細を公開しました。
脱出シューターという1回の死が重いジャンルにおいて、プレイヤーのゲーム内での死が、ネットワークの問題やチーターによる理不尽なものではなく、自身のミスや敵のプレイによる純粋な結果であることを保証するための取り組みが明かされています。
専用サーバーによる完全な権限管理と高度な当たり判定
本作の専用サーバーは、移動、射撃、アクション、インベントリなどに対して完全な権限を持ちます。これにより、テレポートや無限弾薬、ダメージ操作といった不正なクライアント操作を無効化します。
また、サーバー側で弾丸ごとの追跡と巻き戻しによるエイム補正を行うことで、パケットロスがあっても確実なヒット判定を実現し、回線状況が良いプレイヤーが「遮蔽物の裏に隠れたのに撃たれる」といった事態を防ぎます。
ウォールハック等の対策
ゲームサーバー上で独自の“戦場の霧(Fog of War)”システムが稼働し、プレイヤーのクライアントが認識できるマップ情報を周囲で感知できる範囲のみに制限します。これにより、アイテムの場所やコンテナの中身を特定するチートや、透視チート(ESP/ウォールハック)の有効性を根本的に低下させます。

多層的なアンチチートと厳格な処罰
本作のセキュリティ階層はゼロから再構築されており、BattlEyeによる保護に加え、ユーザーモードおよびカーネルモードの独自のセキュリティ階層が組み込まれています。
バックエンドの分析システムは常にデータを収集しており、その場ではすり抜けた不正行為も後から検出される仕組みです。不正行為が発覚したプレイヤーやチート利用者は一切の猶予なく永久BANの対象となります。念のために、誤検知に対応する異議申し立てシステムも用意されます。
公式Xにおけるリプライでも、チーターは永久にBANされ、二度とチャンスがないことが強調されています。
なおセキュリティはゲームの経済面にも及び、アイテム増殖などの経済的チートからもプレイヤーの資産を保護するとしています。
接続回復(再接続)とサーバー障害時のアイテム補償
プレイ中にネットワークが切断された場合でも、ゲーム内に残されたキャラクター(シェル)に再接続し、プレイを続行することが可能です。また、Bungie側のサーバーエラーなどで接続回復が不可能な事態が発生した場合は影響を受けたプレイヤーへ出撃時の装備が返還される予定。ただし、プレイヤー側の回線問題による損失は対象外です。
これらのセキュリティツールは日本時間2月27日から開始されるプレイテスト“サーバースラム”でも稼働する予定です。Bungieは「セキュリティに完全な解決はない」としつつも、公平で魅力的なゲーム体験を提供するため、継続的な投資とアップデートを行っていくと強調しています。









