11月4日は「いい推しの日」。“いい(11)おし(04)”の語呂合わせから、2019年に制定された記念日です。
近年では「推し活」と呼ばれる、自分にとってのイチオシのタイトルを応援する活動が注目を集めています。読者の中には、アニメはもちろん、マンガやゲームなどで“推し”の作品があるという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「あなたの“推し”について教えて!アニメ!アニメ!“推し活”アンケート」 と題した読者アンケートを実施しました。10月20日から10月27日までのアンケート期間中に113人から回答を得ました。 男女比は男性約15パーセント、女性約75パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が大多数。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代と30代がそれぞれ約15パーセントでした。 本記事ではアニメ、マンガ、ゲームの垣根を越えて、あなたが推している作品を自由回答形式で質問をしました。
■アニメ&マンガ、どっちも好きが6割超 現在制作されているアニメはマンガ原作が多数を占めるため、「マンガ派ですか? アニメ派ですか?」(※複数回答可) という設問を用意しました。回答は「アニメ派」は42%、「マンガ派」は18%となっており、アニメ派の方が多い結果 となりました。ただ最も回答が多かったのは「どっちも」の62% で、アニメとマンガの区別なく作品を楽しんでいる読者が目立っています。マンガ原作以外は「ライトノベルが好き」が12%、「オリジナルが好き」が10%でした。 アニメと原作のどちらを先に楽しんでいるのかについては、「アニメでハマった作品は原作も買う」が49%、「原作が好きな作品はアニメも見る」が34%です。アニメから原作に触れるという流れがやや優勢で、アニメ化によって原作が多くの人々にリーチしていることがうかがえます。■リアタイ経験者は6割超 アニメを放送中に見るリアルタイム視聴(リアタイ)をしているか については、「断然リアタイ派」が22%、「たまにリアタイする」が39%。合わせて6割超がリアルタイム視聴をしていました。 最新作を早く見たい、放送中にSNSで盛り上がりたいなど、リアタイに魅力を感じている読者が多いようです。 一方、「サブスクリプションで見ることが多い」が42%。「サブスクリプションでしか見ない」という回答も10%ほどあり、放送時間に縛られない視聴形態の需要も根強いです。なお「録画している」という回答は約43%で、HDDレコーダーなどに録りためているファンも多いことがわかりました。「サブスクリプションに加入していますか?」 という問いには、75%の読者が「加入している」と回答。 前の設問で「断然リアタイ派」や「録画している」と答えた方は、サブスクに加入していない割合が高かったです。 加入サービスは、Amazon Prime Videoが最多で、2位以下をダブルスコアで離しています。そのほか、Netflix、U-NEXT、ABEMAが続き、dアニメストア、DMM TV、Disney+、Huluなどのサービスも挙がっています。 加入数は1~2サービスが中心ですが、4サービス以上加入しているという読者も。オリジナルタイトルや独占配信作品が多く存在することも、複数のサブスクを掛け持ちしている理由でしょう。サブスクの利用頻度は「ほぼ毎日」が36%でトップ。「見たい作品がある時だけ」が19%、「週2~3回」が12%でした。■ゲームはSwitch&スマホで アニメファンの中にはゲーム好きも多いことから、ゲームにまつわるアンケートも行いました。「ゲームは1日どのくらいプレイしていますか?」 という設問は、「2時間以内」が27%でトップ。 続いて「30分以内」「1時間以内」「3時間以内」が各20%、さらに「5時間以上」という回答も5%ほどありました。ゲーム習慣は人によってかなり異なるようです。「主に何を使ってプレイしていますか?」(※複数回答可) は、「スマートフォン」が66%で最多。 「Nintendo Switch」が46%で続いており、持ち運びできるプラットフォームの強さが目立ちます。家庭用ゲーム機は「PlayStation 4/5」が9%。自由回答ではiPadなどのタブレットに投票がありました。■読者オススメのアニメ&ゲームの傾向は? 最後に読者が回答したイチオシ作品 を紹介します。アニメは『文豪ストレイドッグス』が7%で首位 に。『文豪ストレイドッグス』第3シーズン メインビジュアル (C)朝霧カフカ・春河35KADOKAWA2019文豪ストレイドッグス製作委員会 『銀魂』、『鬼滅の刃』、『桃源暗鬼』、『忍たま乱太郎』、『Dr.STONE』などの話題作が続き、投票の7割超がマンガ原作という結果でした。TVアニメ『桃源暗鬼』キービジュアル(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会 小説原作は『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』や『ソードアート・オンライン』 、ゲーム原作は『アイドリッシュセブン』や『あんさんぶるスターズ!!』 、アニメオリジナル/メディアミックスは『ラブライブ!』や『リコリス・リコイル』 などが挙がり、全体としてアクション系の強さが光ります。TVアニメ『あんさんぶるスターズ!』第2弾キービジュアル(C)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会 ゲームは『スプラトゥーン』が7%でトップ。 『ポケットモンスター』、『原神』、『刀剣乱舞ONLINE』、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』、『文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚』、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』、『あんスタ』など、Nintendo Switchやスマートフォンで遊べるタイトルが中心です。『スプラトゥーン3』(C)Nintendo 「アニメファンへおすすめしたいゲームはありますか?」 という設問は、『原神』と『プロセカ』が上位に。 そのほか、『アイドリッシュセブン』、『ゼンレスゾーンゼロ』、『ツイステ』など、アニメ化が決まっていたり、アニメPVを積極的に制作していたりするタイトルが選ばれています。アニメ『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」本ビジュアル(C)2025 DISNEY ENTERPRISES, INC. 今回のアンケートでは、アニメと原作を横断して作品を楽しんでいたり、リアタイとサブスクを併用していたり、ゲームは携帯型プラットフォームが中心であったりと、さまざまな傾向が確認できました。たくさんの投票、そして熱い思いを寄せていただき、ありがとうございました!※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。