
Permadeathが2016年6月に早期アクセスを開始した2Dサンドボックス『Planet Centauri』は2024年12月に正式リリースを迎えていましたが、その時点で103,400本を売り上げ138,675件のウィッシュリストを集めていたにもかかわらず、正式リリース後は5日間で581本しか売れなかったと理由とともに報告されています。
『テラリア』インスパイアの2Dサンドボックスが注目を集めながら正式リリースを迎えたものの…
本作は2016年6月に早期アクセスとして発売された2Dサンドボックス。『テラリア』からインスパイアされており、幅広いスキルやクラスのキャラクターで冒険し、レアリティのある装備品や自分だけの魔法の呪文、村の建設と住民への仕事の割り当てといった要素も備えています。また大きな特徴としてモンスターを捕獲して調教することができ、変身させたり繁殖させたりすることでより強くしていくことも可能です。
そんな本作は2024年12月に正式リリースとなりましたが、開発元は海外掲示板Redditにその際には5日間で581本しか売れなかったと9月13日に投稿。正式リリース直前まで103,400本の売上と138,675件のウィッシュリスト登録があったことも明かして、注目度に対して正式リリース時点の売り上げがあまりにも少なかったことを嘆いています。
そして同投稿ではその理由が9カ月越しに明らかになったことも報告。Valveからのメールによって、ウィッシュリストに登録していたユーザーへのメール通知が送信されないというバグが発生していたと説明されたとのことです。2015年以降100件未満の発生が確認されているというバグに影響されてしまったことについて、同開発元は「こんな宝くじに当たるなんて信じられない!」とし、埋め合わせとしてValveから提案された日替わりスペシャル(Daily Deal)への招待にも不満を漏らしています。
同Reddit投稿では「怒る気力も湧いてこない」としたうえで、本作のサポートを続けることは経済的に不可能であるという理由から次のプロジェクトを開始していることも「それが唯一の方法」として明かしています。
開発チームは自信を失っていた
開発者の1人であるLaurent Lechat氏は海外メディアPolygonのインタビューに対して、開発チームは何カ月も激しいフラストレーションを感じ、「自信を失っていた」とも述べたということです。
また「結果に対する私達の責任は重々承知しています」ともしたうえで、それでも正式リリースから5日間での581本という売上は「全く理解できなかった」と改めて主張しています。
『Planet Centauri』は、Windows/Mac/Linux(Steam)向けに1,480円で販売中です。