
現在「Windows11」にて、最新アップデートの配信以降一定条件下でストレージを認識しなくなる不具合が発生しているようです。

60GB超の大サイズファイルの操作時に発生し、場合によっては再起動後も認識しなくなる製品もあるとのことです。
Steam上でのファイル操作やゲームのアップデート時にも発生報告

問題となっている不具合は、8月12日配信のWindows11 KB5063875の配信以降に報告されており、因果関係は断定できないとしながらも、一定条件下でSSDなどのストレージが認識しなくなるというもので、発生時にはストレージの情報収集などを行えるS.M.A.R.T.もデータ取得が不可能になるとのこと。
具体的なファイルサイズなどは不明なものの、60%超のコントローラー使用時に50GB超の大サイズファイルの操作した場合に当該の症状が発生。再起動により復旧するものや再起動後も認識しないままとなるものなど、ストレージの製品によっても発生状況や発生後の復旧の可否などが異なるとされています。
複数のストレージを使用し、不具合の検証を行ったXユーザーによれば、Steam上での『サイバーパンク 2077』(ファイルサイズ:92.16GB)のコピー時や62.42GBの圧縮ファイルの書き込みおよび解凍などで症状が発生。
また、別のユーザーからは50GB前後の『崩壊スターレイル』のアップデート時に不具合が発生し、発生状況から原因と思しきKB5062660の更新ファイル削除後は発生しなくなったとする報告も寄せられているとのこと。
なお、記事執筆の時点では「Samsung 990 pro」や「WD Black SN7100」などのゲーミング向けとなる上位NVMeでは発生の報告はない一方で、「corsair MP510」や「WD Red SA500」などを中心に発生が報告されています。
また、採用されているコントローラーやDRAMキャッシュの有無なども影響しているのではないかとの分析も一部ユーザーによりなされています。