ゲームユーザーの約66%が生成AI活用に期待感、求める内容は年代別に異なる傾向・・・ゲームエイト調べ | GameBusiness.jp

ゲームユーザーの約66%が生成AI活用に期待感、求める内容は年代別に異なる傾向・・・ゲームエイト調べ

年代によって、ゲーム領域における生成AIの活用に関して期待する項目に差があることが明らかになりました。

市場 調査
ゲームユーザーの約66%が生成AI活用に期待感、求める内容は年代別に異なる傾向・・・ゲームエイト調べ
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ゲームエイトはスパイスマートと共同でゲームユーザーを対象としたゲーム領域における生成AI活用の意識調査を実施し、結果を発表しました。

ゲームエイトは、ゲーム情報メディア「Game8」などのサービスを運営しており、ゲームユーザーとの多くの接点を有しています。AI活用がゲーム領域でも拡がりつつある中で、ゲームユーザーがどのように捉えているかを意識調査をスパイスマート社と共同で行いました。有効回答数は205件です。

調査結果(一部)

調査の結果、ゲーム制作・運営における生成AI活用へのユーザーの印象は全体的に前向きであることがわかりました。「やや期待している」の36.10%と「非常に期待している」29.76%を合わせると、約66%が期待感を示していました。

「どちらでもない」が18.54%、「やや懸念している」が12.2%、「非常に懸念している」が3.41%と否定的な意見も存在しているものの、期待感が優勢です。

生成AIの活用に期待する項目としては、「ゲームの品質向上」が最多で、ほかにもユーザーは「ゲーム開発の効率化による新作の増加」「新しいゲーム体験の創出」といった多面的な価値を求めています。

期待する事項は、年代によって差異が見られました。10代・20代では「ゲームの品質向上」がともに60%近くと非常に高く、若年層が安定したゲーム体験を重視する傾向があります。特に10代は「最適化されたゲーム体験」への期待も46.94%と高くなっています。

一方、30代は「ゲームの品質向上」65.22%に加え、「新しいゲーム体験の創出」が56.52%と全年代で最も高く、AIへの期待が特に高い傾向があります。40代以上では「ゲームの品質向上」41.51%が上位ですが、全体的に期待の割合は他年代に比べて落ち着いた傾向にあります。

AIのゲーム導入に対する懸念事項としては、「クリエイターの仕事が奪われること」33.17%、「著作権・肖像権侵害」31.22%、「ゲームの『魂』や『人間性』の喪失」30.73%がいずれも3割以上で、倫理的・創作的な側面にユーザーが強い不安を抱いていることを示唆しています。

また、「AI生成コンテンツの品質低下」22.93%や「不適切なコンテンツが生成される可能性」21.95%も上位に入り、AIによって生み出されるコンテンツの質や安全性が不安視されていることがうかがえます。

本調査レポートのフルバージョンも公開されており、共同企画パートナーであるスパイスマートが提供する「LIVEOPSIS(ライブオプシス)」では「日中米のゲーム業界における生成AI導入実態調査」も会員向けに配信中です。レポートでは、導入実態に基づいた各国の傾向やスタンスを比較分析しています。

生成AIに対するゲームユーザーの意識は、期待感が高い一方で懸念も並存する構造が示されました。ゲーム企業にとっては、技術導入の是非だけでなく、活用にあたってのユーザーとの信頼形成や価値共創の姿勢が問われる局面と言えそうです。

《GameBusiness.jp》

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