Valveは、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて、開発中の機能を集め公開するページ「Steamラボ」を公開しました。これは、同プラットフォームにて製作中の様々な機能を紹介するとともに、実際に開発中の機能を体験可能なもの。ページ公開にあたっては3つの機能が紹介されています。まず1つ目は、各プレイヤーが最もプレイしたゲームをもとに、機械学習機能を使ってプレイヤーが気に入りそうな他のタイトルをおすすめする「インタラクティブレコメンダー」。ユーザーは“ゲームの人気度”“リリースからの年月”の2種類の指針と、特定タグの表記・除外機能を設定するだけで、様々なおすすめゲームのリストを得ることができます。次に、「ミニ予告編」。これは各ゲームごとに6秒間のハイライト映像を提供するものです。テストでは様々なジャンルのゲームについて、様々な表示方法(要クリックや、一列ごと、スクロールに合わせて表示など)でのサンプルを見ることができます。そして最後は、最新のSteam作品を紹介する24分の映像「自動再生ショー」。この映像の特徴は、ほぼ自動生成により作られているというものです。今後は毎日/毎週、人間の最終的な介在なしにインディーゲームなどのサブテーマを基にした複数の紹介映像が公開可能になることを示唆しています。また、将来的なさらなる進化のモックアップとして、Steamのゲーム紹介テキストから生成された原稿による、音声ナレーション入りのバージョンも公開されました。実際の運用では各種音声合成技術の利用が検討されているようです。爆発的なゲームの増加に伴い、新作ゲームのチェックが難しくなってしまっているSteam。Valveも決して手をこまねいている訳ではなく、様々なアプローチを試みているようです。もしかしたら近い将来Steamのストアトップページなども大きく様変わりすることになるのかも知れません。
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