成人向けゲーム規制に無関係と表明したMastercard、実は圧力をかけていた?“間接的な影響を与えてきた”とValveは主張 | GameBusiness.jp

成人向けゲーム規制に無関係と表明したMastercard、実は圧力をかけていた?“間接的な影響を与えてきた”とValveは主張

海外メディアを通してValveが声明しました。

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成人向けゲーム規制に無関係と表明したMastercard、実は圧力をかけていた?“間接的な影響を与えてきた”とValveは主張
  • 成人向けゲーム規制に無関係と表明したMastercard、実は圧力をかけていた?“間接的な影響を与えてきた”とValveは主張
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Steam内Valveのパブリッシャーページより

Valveは、Mastercardが直接連絡の要望に応じなかったと複数の海外メディアを通して主張。8月1日にMastercardが成人向けゲームの規制には関与していないと発表したことを受けての声明です。

Mastercardは成人向けゲーム規制とは無関係を主張

Steamからの削除やitch.ioにおけるシャドウバンで問題として多くのゲーマーから憂慮される成人向けコンテンツを含むゲームですが、GOG.comが「反撃します」として13本の無料配布を期間限定で実施するなどさらに注目を集めています。



そうした中で8月1日にはMastercardが「いかなるゲームも審査していないし、制限の要求もしていない」とする声明を公式Xアカウントなどで発表。合法であればあらゆる物を購入できると改めて主張していました。



Valveは間接的な影響を与えてきたと主張

上記のMastercardによる声明を受けて、Steamを運営するValveも海外メディアPC GamerKotakuを通して声明。それによると、Valveから直接連絡の要請をしたにもかかわらず、Mastercardは応じなかったということです。

同声明ではさらに、Mastercardは決済代行会社やアクワイアリング銀行(アクワイアラ)と連絡を取り、決済代行会社がその内容をValveに伝えてきたとのこと。それに対してValveは配信が合法なゲームは配信に努めると答えたものの、決済代行会社からは拒否され、Mastercardの規約を示されたとしています。

その規約とは「Mastercard Rules」の中で5.12.7とされるもので、「違法またはブランド価値を損なう取引」に関して扱うことを禁止しており、「明らかに不快で芸術的価値を欠く製品またはサービス(同意のない性行為、未成年者の性的搾取、同意のない身体や部位の切断、獣姦、などの画像)、または当社がマークに関連して販売することが適さないと判断するその他の素材」が含められています。

確かにMastercardが直接Valveに対して何らかの要求を行ったわけではないようですが、PC Gamerは「直接的であろうと間接的であろうと、その“説明”には圧力を感じる」と報じています。


《いわし@Game*Spark》

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