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グリー、バーチャルYouTuber市場に参入─ゲーム・VR事業のノウハウなどを活かして

グリーは、バーチャルYouTuber市場への参入を表明し、ライブエンターテインメント事業を担う100%出資の株式会社「Wright Flyer Live Entertainment」の設立を明らかとしました。

企業動向 発表
グリー、バーチャルYouTuber市場に参入─ゲーム・VR事業のノウハウなどを活かして
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グリーは、バーチャルYouTuber市場への参入を表明し、ライブエンターテインメント事業を担う100%出資の株式会社「Wright Flyer Live Entertainment」の設立を明らかとしました。

ユニークな動画や配信を行うことで視聴者を魅了し、あこがれの職業にも名を連ねるほど大きな盛り上がりを見せているYouTuber。最近では、声優やタレント、一般クリエイターなどがモーションキャプチャー技術を使い、3DCGなどで描くキャラクターが活躍する「バーチャルYouTuber」も高い人気を集めています。

そしてこのたび同社が、ゲーム事業・メディア事業に続く成長事業として、バーチャルYouTuberを中心としたライブエンターテインメント事業の立ち上げを発表。今後1~2年で約100億円規模の事業およびコンテンツ投資を予定しており、国内のみならずグローバルな展開も視野に入れている模様です。

まずは参入第1弾として、声優やタレントが3DCGキャラクターの外見をまとって演じる形式のバーチャルYouTuberを発掘・育成・マネジメントし、動画番組を企画・制作・配信するプロダクション事業を開始するとのこと。

キャラクタービジネスのベースとなるアニメ市場は、2016年に初めて2兆円台を突破。国内人気のみならず、動画配信サービスなどのグローバルな活動が後押しとなり、海外市場の売上が拡大したのも要因のひとつでしょう。スマホにおける映像視聴環境も整っており、動画やライブ配信は身近で重要なコンテンツとして成長。その中で躍進を続けるバーチャルYouTuberの市場は、今後更に伸びていくものと思われます。

同社がこれまでゲーム事業やVR事業で培ってきたノウハウや、大手IPホルダー・原作者・声優事務所等との協業関係といった強みを活用することで、バーチャルYouTuber市場に新たな風が吹き込まれるかもしれません。この発表がどのような形で市場に刺激を与えるのか、今後注目しておきましょう。

■株式会社Wright Flyer Live Entertainment 会社概要
・会社名:株式会社Wright Flyer Live Entertainment
・会社所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
・代表取締役社長:荒木英士(グリー株式会社 取締役 上級執行役員)
・事業内容:バーチャルYouTuberに特化したライブエンターテインメント事業
《臥待 弦@インサイド》

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