株式会社サイバーコネクトツーは2026年2月16日、設立30周年を迎えたことを機に、新規映像事業ブランド「CyberConnect2 FILM」の立ち上げを発表した。
同社はこれまで、主軸である家庭用ゲームソフト開発に加え、ゲーム業界を題材とした漫画『チェイサーゲーム』の制作など、自社IPの多角展開を行ってきた。今回の映像事業設立に伴い、第1弾作品として映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』の製作および2026年5月15日(金)からの全国公開を明らかにした。
製作委員会幹事として映像ビジネスへ参入
新設された「CyberConnect2 FILM」では、同社が原作者の立場に留まらず、映像作品の「製作幹事」としてプロジェクトを主導する。
近年、ゲームの映像化企画は増加傾向にあり、世界的なヒット作も生まれている。サイバーコネクトツーもまた、自社IPの映像化において主導権を持ち、ビジネス展開を加速させる狙いと見られる。同社によると、第1弾タイトル以外にも既に複数の映像企画が進行中であり、今後も製作委員会幹事として映像作品の企画・制作を行う方針だ。
第1弾は映画『チェイサーゲームW』、ドラマ版の7年後を描く
映像事業の第1弾となる映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』は、テレビ東京系列で放送されたドラマシリーズ「チェイサーゲームW」の続編として制作される。
原作は同社代表の松山洋氏、脚本はアサダアツシ氏、監督は太田勇氏が担当。キャストにはドラマ版で主演を務めた菅井友香と中村ゆりかが続投するほか、新たなキャストとして伊藤歩らが加わる。物語はドラマ版から7年後を舞台とし、ゲーム業界の描写と女性同士の関係性(GL)を引き続きテーマとしている。配給はNAKACHIKA PICTURES、製作プロダクションはダブが務める。
サイバーコネクトツーは、漫画『チェイサーゲーム』の実写ドラマ化(「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」)を通じて、ゲームファン以外の層へもIPの認知を広げてきた。
ゲーム開発からマンガ制作、さらに映像製作事業と事業領域を広げ、シナジー効果を高めていく狙いと見られる。ゲームと映像作品の相乗効果の大きさはデータにも表れており、同社が自社ゲームIPをどう活用していくのか注目だ。








