10代約半数、動画はスマホでほぼ毎日…ゲーム動画は男子2位の人気 | GameBusiness.jp

10代約半数、動画はスマホでほぼ毎日…ゲーム動画は男子2位の人気

スマートフォンユーザーの7割弱、10代女性では9割半がスマホで動画を視聴しており、10代女性と20代女性の6割以上が「使いすぎて通信速度制限」になるいわゆる「ギガ死」を経験していることが、ジュピターテレコム(J:COM)が実施した調査により明らかになりました。

その他 その他
スマホで動画を視聴する人の割合
  • スマホで動画を視聴する人の割合
  • スマホで動画を見る頻度(左図)、1日あたりの視聴時間(右図)
  • スマホで視聴している動画の内容
  • スマホで動画を視聴するときの不満
  • データ容量を使いすぎて通信速度制限をされたことがあるか
  • 通信速度制限を警戒してネット利用を我慢したことがあるか
  • データ容量を使いすぎた原因
  • 中古スマホ端末に対するイメージ
 スマートフォンユーザーの7割弱、10代女性では9割半がスマホで動画を視聴しており、10代女性と20代女性の6割以上が「使いすぎて通信速度制限」になるいわゆる「ギガ死」を経験していることが、ジュピターテレコム(J:COM)が実施した「ギガ消費実態と中古スマホ利用意向に関する調査2017」により明らかになった。

 J:COMは、全国の15歳~69歳のスマートフォンユーザーを対象に、2017年10月6日~10月10日の期間インターネットリサーチにより調査を実施。1,000名の有効回答を得た。

 全回答者のうちスマホで動画を視聴している人の割合は68.7%。男女および世代別にみると男女とも若い世代ほど高く、もっとも高かったのは10代女性で95.3%にのぼった。「スマホで動画を見ている」と答えた687名に動画を見る頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」が23.1%ともっとも高く、ついで「週に4~5日」が12.8%、「週に2~3日」が22.9%、「週に1日」が17.5%、「週に1日未満」が23.8%。10代では半数に近い46.3%が「ほぼ毎日」と回答した。

 1日あたりの動画視聴時間の平均は41.4分。120分(2時間)以上見ている割合は9.9%にとどまった。一方10代では平均視聴時間が82.1分、120分以上が30.0%と、およそ3人に1人は1日2時間以上スマホで動画を見ていることが明らかになった。

 スマホで動画を見ている687名に視聴内容について聞いたところ、「実況動画・配信者の動画(YouTuberの動画、“やってみた系”など)」と「音楽(PV・ライブ動画・作業BGMなど)」が同率45.1%でもっとも高い結果に。ついで「アニメ」22.3%、「テレビドラマ」21.0%、「映画」19.9%と続いた。中高生の回答を見てみると、男女とも1位は「実況動画・配信者の動画(YouTuberの動画、“やってみた系”など)」。特徴として、男子では2位に「ゲーム(PV・プレイ動画など)」がランクイン。女子は3位に「友人・知人のアップした動画」が入り、女子の間では動画アプリを使用して撮った動画の共有が流行っている傾向が見られた。

 スマホで動画を見ている687名に動画視聴の際の不満を聞いたところ、半数以上の54.3%が「バッテリーを使いすぎる」と回答。僅差で「データ容量を使いすぎる」50.4%が続き、ついで「広告が邪魔・しつこい(無料動画などの場合)」22.3%、「画面が小さい(大画面で見たい)」21.8%、「アプリの動作が重い(メモリを使いすぎる)」16.9%となった。もっとも動画視聴時間が長い10代では「データ容量を使いすぎる」が56.3%で1位に。データ容量に不安を感じながら使用している10代が多いようすがうかがえた。

 契約しているデータ容量を超えると通信速度が遅くなる「通信速度制限」、いわゆる「ギガ死」について全回答者に聞いたところ、「通信速度制限」を受けたことがある人は40.8%と、4割が「ギガ死」経験者であることがわかった。世代別にみると男女とも10代、20代が高い傾向にあるが、特に10代女性と20代女性が高く、10代女性で60.5%、20代女性で64.9%と6割以上が「ギガ死」経験があるようだ。

 全回答者のうち、42.2%は「通信速度制限を警戒してネットの利用を我慢したことがある」と回答。通信速度制限を受けたことがある人では、73.8%と4人に3人が「我慢したことがある」と回答し、ギガ死経験者はその不便さからより警戒する傾向にあることがわかる。通信速度制限を受けたことがあり、かつ通信速度制限を警戒しネット利用を我慢したことがある529名に、データ容量を使いすぎた原因を聞いたところ、1位は「ネット動画アプリ(YouTube、Hulu、abemaTVなど)」66.0%で、ほかに大きな差をつけた。

 最近は格安SIMなどの増加により「中古スマホ」が注目されている。全回答者に中古スマホ端末に対するイメージを聞いたところ、ネガティブなイメージでは「バッテリーが劣化していそう」39.0%、「すぐに壊れそう」38.4%という意見があがった。一方、ポジティブなイメージでは「端末が割安で手に入りそう」51.1%と、リーズナブルさが大きな魅力であるようだ。中古スマホ端末の利用経験については、「利用したことがある」は7.4%といまだ少数派。「今後(または再度)利用してみたい」は14.1%となり、10代では23.3%と利用意向率は若い世代ほど高い傾向にあるようすがみられた。

10代約半数、動画はスマホでほぼ毎日…6割以上が「ギガ死」

《畑山望@リセマム》

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