先日のPenny Arcadeインタビューで、ValveのGabe Newell氏がハードウェア開発に言及したことが話題になりましたが、新たに海外サイトThe Vergeにて、ValveがPC向けのゲームハード開発に取り組んでいるというメガトン級の噂が報じられています。これは同サイトの記者が関係者から独自に入手した情報で、Valveが開発するハードは「Steam Box」なる名前で呼ばれ、真偽は不明ながら以下のような多岐に及ぶディテールが伝えられています。・現在はハードウェアスペックやバックボーンとなる対応ソフトに取り組んでいる。・実際のデバイスはおそらく様々なパートナーによって作られている。・参入を望むあらゆるメーカーのソフトが直ちに用意される。・Alienwareのデスクトップ型PCであるX51を参考に初期スペックがデザインされている。・1月のCES開催中、Valveは参入の可能性があるパートナーと内部ミーティングを開き、ハンドビルドバージョンの本体でデモンストレーションを行った。・Steam Boxの基本的なスペックは以下の通り。 Core i7 CPU 8GBのRAM NVIDIA製のGPU・Steam BoxはスタンダードなPCタイトルならすべて動作させられる。・EAのOriginをはじめ競合サービスも起動する。・ハードがベースライン構築の目標とする部分のひとつは、デベロッパーが自身の製品に3年から4年の周期で変化を加えて、そのライフサイクルを取り除けるようにすること。・特定の開発キットが必須となることはない。・Steam Box向けにソフトウェアを制作するに当たってライセンス料は発生しない。・幅広い範囲でUSB周辺機器が利用可能になると言われる。・但し本体には専用のコントローラーが同梱される可能性が高い。・そのコントローラーは部品を交換可能で、ゲームのタイプに合わせてカスタマイズできるかもしれない。・昨年Valveはそのようなデバイスの商標を出願していた。・Valveがゲームテスティングに使用している一種のバイオメトリクス(生体認証技術)が何らかの形で本体に組み込まれる。・それらゲーム内のリアルタイムバイオメトリクスフィードバックはゲーマーにとって大きな変化となる。・簡潔な言葉で言うと「二度と後戻りはできない」・そのバイオメトリクスデバイスは腕輪の形状、あるいは通常のコントローラーの一部として用意される。・Steam Boxは昨年のGDCでValveが発表した“Big Pictureモード(Steamをテレビで表示するための機能)”に対応する。・Steam Boxは現行のコンソールと衝突する意図はなく、代わりに今後登場する新たなApple TVと真っ向勝負を望んでいる。・Steam BoxはGDC 2012で初公開されるかもしれないが、今年のE3まで持ち越される場合もある。これらの噂に対するValveのコメントは今のところ発表されていません。
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