苦境が伝えられているオーストラリア最大のデベロッパー、Krome Studiosは今年9月、ゲームエンジン「Gamebryo」を提供する米国のEmergent Game Technologyとミドルウェア技術やコアなエンジニアリングチームを統合することで合意していましたが、どうやら破談になるようです。EmergentのScott Johnson CEOが明らかにしたもので「突然、予期せず中止となった」ということです。Kromeは不振から財政的に困難な状態になっていると伝えられ、閉鎖されたとも噂されました。しかしCEOのRobert Walsh氏は「少なくとも40名が現在のプロジェクトに従事している」とコメント。ただし最盛期には400名を超える開発者を抱えており同氏も「以前よりは非常に小さい規模となっている」と認めています。IGNは匿名のKromeの元従業員のコメントとして、Kromeは財政的な困難から非常に短い期間でのゲーム開発を強いられ、資金稼ぎのためのライセンスタイトルに注力する方針からゲームへの情熱が失われてしまったと伝えています。EmergentのScott Johnson氏はKromeに直接言及はしませんでしたが、Gamasutraに対して「我々の産業で必要とされるクリエイティブで才能ある人材は、一度離れてしまうと昔のように戻るのは困難だ」とコメントしています。
「閉鎖していません」Romero Gamesが現状を改めて報告―開発中止の新作ゲームには複数のパブリッシャーから支援の申し出 2025.7.8 Tue Romero Gamesは閉鎖されておらず、そのような事態にならないよ…
Limited Run Games、同社のレトロゲーム復刻ゲームエンジン「Carbon Engine」がスイッチ2に対応したことを発表。12タイトルの互換性が保証される 2025.6.20 Fri 『トリップワールドDX』や『レンダリングレンジャーR2』といっ…