映画「アバター」のゲーム版は期待通りの売れ行きにならなかったそうですが、その理由は何でしょうか?「アバター」のゲーム版は、海外ではいずれの機種も売上トップ20に入りませんでしたが、UbisoftのCEOであるYves Guillemot氏は「映画の公開が12月だったことは潜在的な問題をはらんでいたが、それは現実のものとなった」とコメントしています。Guillemot氏によれば、「新年を迎えてもゲームが売れ続けると思った」ものの、実際の売れ行きは「典型的なホリデーシーズン後の曲線を描いた」とのことです。氏は「今後、12月公開の映画の版権を買うことは難しいだろう。なぜなら危険すぎるし、クリスマスシーズンの売上には繋がらない。ゲーム会社にとっては良い働きをしてくれない」「映画の公開時期のプレッシャーは我々ゲーム業界にとって常に厳しいものがある。我々の今後の目標は、予め長期間に渡って準備できるようにすることだ」とコメント。映画の公開時期が大きな問題であったとの見解を明らかにしました。但し、同社CFOのAlain Martinez氏は「「アバター」のプロジェクトは損失を出したわけではない」と付け加えたとのことです。映画のゲームは映画を見た人が買うものですから、映画とゲームのヒット時期にはズレが生じることになります。また、現代のゲームは開発が長期化する傾向にありますが、充分な開発期間を確保することは映画のスケジュールとの兼ね合いで難しくなりつつある……というのがGuillemot氏の意見である模様。映画ゲームにまつわる二つの「期間」、その問題が浮き彫りになった貴重な教訓といえるでしょう。
映画「アバター」原作のアクションADV『Avatar: Frontiers of Pandora』2023年または2024年への発売延期が明らかに 2022.7.22 Fri 映画3作目の公開時期に近くなってしまうかも?
広井王子氏が考えるeスポーツとゲームの未来、そして映画との深い繋がりとは―eスポーツ映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」公開直前インタビュー! 2024.3.7 Thu 本作の企画・プロデュースを担当した広井王子氏にインタビュー…
「コンテンツ庁は必ず必要になる」コーエーテクモ襟川社長ら有識者が熱望―AMDシンポジウム「世界のコンテンツ産業支援状況から考える 日本のコンテンツ パワーアップへの道」レポート 2023.11.21 Tue