
ユービーアイソフト・モントリオールで24年間、レベルデザインを支えてきたLuc Couture氏が、自身のLinkedInで退職を発表しました。同氏は小規模なスタジオに参加し、新たな挑戦に取り組む意向を明かしています。
ユービーアイの看板タイトルに携わったレベルデザイナー。同社での24年のキャリアに幕、新たな挑戦へ

Luc Couture氏は現地時間2月3日、自身のLinkedInにてユービーアイソフト・モントリオールでの最後の日を迎えたことを報告。同氏は退職の理由について「最近、変化を必要としていた」と述べており、今後は他のベテランたちが集まる小規模なスタジオの一員として、新たな課題に挑むとしています。
Couture氏は、PS2時代の『プリンス・オブ・ペルシャ』三部作からキャリアを本格化させ、2005年~2007年には初代『アサシン クリード』のシニアレベルデザイナーを担当。
以降、『ウォッチドッグス』シリーズや『アサシン クリード ヴァルハラ』、さらにはシリーズの最新プロジェクト『Codename Hexe』まで、約20年以上にわたり同社のオープンワールド開発の要職を歴任してきました。まさに「ユービーアイソフトの黄金期」を現場で作り上げてきた一人と言えるでしょう。
混迷を極めるUbisoftの現状。相次ぐベテランの離職と体制刷新の波
同氏の退職は、ユービーアイソフトの大規模な組織再編が本格化する極めてデリケートな時期での発表となりました。
同社では現在、AAAタイトルの業績向上を目的に、4月初旬から開始予定の「週5日の出社義務付け」を含む開発体制の抜本的な再構築が進められています。この施策を巡っては、公に反対を表明した『アサシン クリード シャドウズ』のベテラン開発者が解雇されるなど、スタッフの離職や不満が表面化しています。
今回のCouture氏の退職は前向きな挑戦とされていますが、20年以上にわたってシリーズの「魂」とも言えるレベルデザインや世界構築を支えてきた人材までもがスタジオを去る現状は、『アサシン クリード』シリーズ、ひいてはユービーアイソフトとしても決して芳しい状況とは言えないでしょう。新たな開発体制への移行は今後の成功につながるのか、今後の動向にも注目です。











