Geminiが歌を手に入れた。日本語の楽曲をチャットで作れるGoogle Lyria 3を使ってわかった限界(CloseBox) | GameBusiness.jp

Geminiが歌を手に入れた。日本語の楽曲をチャットで作れるGoogle Lyria 3を使ってわかった限界(CloseBox)

Googleは2月18日、ボーカル入り楽曲生成を始めました。同社はLyriaという音楽生成AIをすでに提供していましたが、新バージョンのLyria 3でボーカル入り楽曲の生成を開始。日本語も含めた楽曲をGeminiのチャットインタフェースで提供しています。

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Googleは2月18日、ボーカル入り楽曲生成を始めました。同社はLyriaという音楽生成AIをすでに提供していましたが、新バージョンのLyria 3でボーカル入り楽曲の生成をサポート。日本語も含めた楽曲生成をGeminiのチャットインタフェースで提供しています。生成される楽曲の長さは現在、30秒に限定されています。

この記事をGeminiに読ませて、記事のテーマ曲を作ってもらいました。

やり方は簡単で、Geminiの中で曲を作る指示をするだけ。Geminiのツールメニューから「音楽を作成」で呼び出すこともできます。

「音楽を作成」をクリックすると、16の音楽ジャンルテンプレートが表示され、どれかを選んでから作曲を指示できます。

テンプレートを選ばずに文章だけで指示しても大丈夫です。

以下は、GeminiでLyria 3について聞いたときの回答:

Google DeepMindから発表されたこの最新モデルは、音楽生成AIとして大きな進化を遂げています。

現在の利用方法とプラットフォーム

• Geminiアプリへの統合: Geminiのチャットインターフェースを通じて、テキストプロンプトから直接音楽を生成できるよう順次ロールアウトされています。「~な雰囲気の曲を作って」と頼むだけで、ボーカル入りの楽曲やインストゥルメンタルを作成可能です。

• Vertex AI / Gemini API: 開発者や企業向けには、Google CloudのVertex AI StudioやAPIを通じて提供が開始されています。これにより、より詳細なカスタマイズやアプリへの組み込みが可能です。

• YouTubeとの連携: YouTubeショートなどで利用できるクリエイター向けツールとしても展開が進んでいます。

Lyria 3でできること

1. 高品質なボーカルと演奏: 従来のモデルよりも自然な歌声と、複雑な楽器構成の楽曲を生成できます。

2. 細かなスタイルの指定: ジャンル、ムード、特定の楽器構成などをテキストで指定するだけで、数秒で音楽が出力されます。

3. SynthIDによる保護: 生成された音楽には、AI製であることを識別するための電子透かし(SynthID)が埋め込まれており、著作権や安全面にも配慮されています。

リリースされたばかりなので、お使いの環境(無料版か有料版かなど)によっては反映に少し時間がかかる場合がありますが、主要なプラットフォームで順次アクセス可能になっています。

試しに「2月のこの時期の東京のことを歌うバラードを作ってみて」と聞いたところ、次のような回答。

2月の東京の、冷たくもどこか温かい空気感をイメージしたバラードを作成しました。

冬の終わりの澄んだ空の下、街を歩きながら聴きたくなるような一曲に仕上がっています。チャット画面でそのまま再生できますので、ぜひ聴いてみてください。

出来上がったのは30秒の短い楽曲。MP4動画とMP3楽曲のフォーマットでダウンロードできます。固定URLを生成して共有することも可能。埋め込まれたプレイヤーでは歌詞表示もできます。



Suno v5、Mureka v8、ACE-Step 1.5と同じ歌詞でJ-POPバラードを試してみました。30秒という制限があるせいか、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。

例えば日本語のバラードだとどれも似たような展開になってしまい、テンプレート感が出てしまいます。学習が足りないんですかね。出てきた楽曲のおもしろさとしては、2年遅れくらいのレベルでしょうか。

でもまあチャットで手軽に楽曲を生成できるのは便利ですね。今のところ生成曲数の制限はないようですし。

Geminiの中で生成しているので、チャットの続きで、この曲のシンガーのアー写を作ってと言ったら出してくれます。

このアー写を使ってリップシンク動画までできたら最高なんですが、さすがにまだそこまではできませんでした。

四畳半フォークで花粉症を嘆く歌なんてのも作れます。最初のバージョンが気に入らなかったので、ヴァイオリンを足してもっと悲しみ成分を追加するように伝えて完成。

このように対話的に曲作りができるAI作曲サービスとしては、Producer、Tuneeがあります。こちらはSunoとは別の進化を遂げており、生成する楽曲の品質も一部ではSunoを超えているという評価もあります。

Lyrica 3のメリットとしてはやはりGeminiとの統合が挙げられます。

Geminiはアップロードした楽曲の分析ができるので、例えばSunoで作った曲(元々はLyria 3)を添付し、それに近いものを再現するプロンプトを考えさせ、それを生成するといったまわりくどいことも可能です。

なお、気になるのが権利問題。Lyria 3で生成した楽曲の商用利用について聞いたところ、次のような回答でした。

Lyria 3で作成した楽曲の商用利用については、いくつか重要なポイントがあります。

結論からお伝えすると、Googleの生成AI利用規約に基づき、「生成されたコンテンツの所有権はユーザーにあり、Googleが著作権を主張することはない」のが基本ですが、音楽業界特有の事情から、ビジネスで利用する際には以下の点に注意が必要です。

1. Googleのスタンス:基本は「個人・カジュアル利用」

Google DeepMindは、Lyria 3を「日常生活を彩る楽しくユニークな表現ツール」として位置づけています。

  • 用途の例: 誕生日カード、SNSへの投稿(YouTubeショートなど)、個人的なプロジェクト。

  • 収益化: YouTubeショートなどでBGMとして使用し、その動画を収益化すること自体は想定されています。

2. 著作権と権利の保護

2026年現在の法解釈では、「AIが完全に自動生成した楽曲」には著作権が発生しない(=あなたが法的にその曲の唯一の権利者として他者を訴えることが難しい)という判断が一般的です。

  • 独占権がない: あなたが作った曲を他の人が勝手に使っても、著作権を盾に差し止めるのが難しい可能性があります。

  • SynthID(電子透かし): 全ての楽曲にはSynthIDが埋め込まれており、AI生成物であることが技術的に判別できるようになっています。

3. プロフェッショナルな商用利用の注意点

「CMソングとして販売する」「音楽配信プラットフォームで楽曲として売る」といった本格的な商用利用を検討している場合は、以下のリスクを考慮する必要があります。

  • 権利の不確実性: 前述の通り著作権が認められない可能性が高いため、権利関係をクリーンにする必要がある商業案件には向きません。

  • アーティストへの配慮: 特定のアーティストを模倣したプロンプトで生成された場合、法的なトラブルにならなくてもブランドイメージに影響するリスクがあります。


まとめ

  • SNSや動画配信でのBGM: 問題なく利用可能(Googleも推奨しています)。

  • 楽曲そのものの販売やライセンス提供: 推奨されません。権利を守ることが難しいためです。

有料プラン(AI Plus, Pro, Ultraなど)をご利用の場合は、より高い生成制限や高品質な出力が可能ですが、権利関係の規約は基本的に共通です。

もし、特定のビジネスプロジェクト(例えば自社のプロモーション動画など)で使いたい場合は、「BGMとして添える」という形であれば、非常に強力なツールになります。

《松尾公也》

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