
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは11月2日、現取締役会長・最高開発責任者の森下一喜氏に対する責任追及の訴えを提起するよう、同社株主から請求を受けたと発表しました。
元従業員の不正をめぐり、当時社長だった森下一喜会長の責任を問う
請求書は2026年10月30日に監査役宛てに届いたもの。2025年8月に公表された元従業員の不正行為で同社が被った損害について、当時の代表取締役社長だった森下氏に内部統制システムの構築義務違反があったとして、同氏に3億5,600万円と遅延損害金の支払いを求める訴えの提起を請求しています。
監査役は内容を調査して対応を検討し、提訴するかどうかを決めた際には速やかに知らせるとのことです。
架空発注で会社資金を着服。2025年8月に公表された不正行為
ガンホーは2025年8月14日、幹部級職員だった元従業員の不正行為を公表していました。元従業員は他社の仕事依頼サービスサイトを介して自身に架空の業務を発注し、委託費の大部分を着服(被害総額約2億4,600万円)。実態のない業務の委託費を取引先に不正に支払い、資金を流出させてもいました(同約1億円)。
同社は元従業員を懲戒解雇し、社内調査で単独による不正と結論付けました。一方で、元従業員への権限集中や稟議・内部監査のチェック不足を背景に挙げ、再発防止策を掲げるとともに、代表取締役社長の月額基本報酬を3か月間30%減額するなどしていました。









