505 Gamesは、新たに設立されたゲーム開発スタジオIndolphinityと『明末:ウツロノハネ』シリーズ続編の開発およびグローバルパブリッシング契約を締結したと発表しました。
Leenzeeを離れた原作者が、新スタジオで続編を指揮
Indolphinityは、中国・成都に拠点を置くChengdu Recursive Dolphin Technologyのグローバルブランドです。こちらは『明末:ウツロノハネ』の原作者である夏思源(Xia Siyuan)氏が設立した新スタジオで、今回の契約ではIndolphinityが続編のクリエイティブ開発を、505 Gamesが開発資金の提供とグローバルパブリッシングをそれぞれ担当します。
夏思源氏は初代『明末:ウツロノハネ』の原作者で、開発元であるLeenzeeでプロデューサーを務めていた人物です。2026年4月には同氏のLeenzee退社が中国メディアによって報じられ、開発チームの解散や解雇といった情報も飛び交うことに。ほぼ同じタイミングで初代のパブリッシャーである505 Gamesの親会社Digital Brosが本作のIPを3,200万人民元(約400万ユーロ)で取得していましたが、シリーズの先行きは不透明な状況が続いていました。
今回の発表は、そのIPを押さえた505 Games側が、原作者本人の新スタジオへ改めて開発を託す形となります。505 GamesとIndolphinityはDigital BrosによるIP取得を受け、シリーズのさらなる発展に向けて協議をしてきたとのこと。シリーズが持つ長期的なブランド価値への確かな信頼を共有するとともに、作品の文化的な背景や独自性を尊重しながらシリーズを発展させていく方針が示されました。

『明末:ウツロノハネ』については、中国の明朝末期を舞台に、女性主人公が“羽化病”と呼ばれる奇病の謎を追うソウルライクアクションRPG。2025年7月24日の発売直後にはSteamで同時接続プレイヤー数13万人超を記録し、PC・コンソール合計の世界累計プレイヤー数は500万人を突破しています。
今回の発表について、Digital Bros Groupの共同CEO兼共同創業者のラフィ・ガランテ氏と、Indolphinity創業者・夏思源氏は以下のようにコメントしています。
Digital Bros Group共同CEO兼共同創業者 / ラフィ・ガランテ氏のコメント
『明末:ウツロノハネ』は、長期的に世界で愛されるフランチャイズへと成長する大きな可能性を秘めていると確信しています。その未来を築くうえで、夏思源氏とIndolphinityとのパートナーシップは、ごく自然な一歩でした。私たちは一貫して、原作者が描くクリエイティブビジョンを守り、その価値をさらに高めることを最優先に考えてきました。同時に、開発チームが世界市場で成功するために必要な開発環境や、505 Gamesが培ってきたグローバルパブリッシングのノウハウを提供してまいります。
『明末:ウツロノハネ』が持つ文化的な独自性を大切にしながら、そのクリエイティブの中心を中国に置き続けることを重要な方針としています。そして、この作品の世界を世界中のプレイヤーの皆さまへ届けていくことに、強い使命感を持っています。
Indolphinity創業者 / 夏思源氏のコメント
私たちは、新たに設立したスタジオ『Indolphinity』のもと、再び505 Gamesと深く協力できることを大変嬉しく思います。
中国のクリエイターによる開発チームとして、豊かな文化的背景こそがゲームの本質であり、世界で競争力を持つための大きな強みであると信じてきました。505 Gamesは、クリエイティブを尊重し、開発者の考えやニーズを深く理解してくれるパートナーです。この価値観の一致が、シリーズの長期的な未来への大きな自信につながっています。今後もプレイヤーやコミュニティの声に真摯に耳を傾けながら、創作への初心と文化的なルーツを大切にし、より高い品質と完成度を追求することで、長年応援してくださる皆さまの期待に応えていきたいと考えています。
『明末:ウツロノハネ』の物語は、まだ終わりではありません。Indolphinityと505 Gamesは、新たな旅路へ踏み出します。中国文化に深く根ざした新たな物語を描き、世界中のプレイヤーの皆さまへお届けできることを楽しみにしています。











