
『Dark and Darker』を手掛けるIRONMACEは、ネクソンとの訴訟が決着したことについてコメントしました。
『Dark and Darker』開発元「今後はサービス停止の危険性なく前進できる」
本作は、ファンタジー世界のダンジョンを探索し、他のプレイヤーとも争いながら価値のある品物を持ち帰るPvPvE脱出アクションです。2022年のプレイテスト開催時から注目を集めていましたが、2023年3月に開発チームが過去に在籍していたネクソンの開発中止作品からの流用があるのではないかとの疑惑が浮上。公式サイトなどを介して早期アクセスを開始するという事態となっていました。
この事態は、IRONMACEとネクソン間での係争へと発展しました。2025年2月の判決では、裁判所は著作権侵害については認めなかった一方で、IRONMACEによるプロジェクト情報の流出がネクソンの営業秘密を侵害したと認定。IRONMACEはネクソンに対し約85億ウォン(約9億円)の賠償金を支払うよう命じられたものの、ネクソン側は控訴の姿勢を示しました。
今回、韓国の大法院はIRONMACEがネクソンの営業秘密を侵害した事実を認め、上告を棄却。二審で判決が下された約57億ウォン(約6億円)の支払いが確定しました。
IRONMACEは、この件に関する公式見解をRedditに投稿。内容は以下の通りです。
ネクソンの開発中止作品からの著作権侵害は無しと認定。
一審判決時に約85億ウォンを支払い済み。減額を受けて約28億ウォンの返金も受け取っており、実質的に追加損害は無し。
最終的な判決では訴訟費用の負担割合が80%から40%に減額された。
仮差押は今後解除される。
IRONMACEは、今後はサービス停止の脅威なく完全な法的確実性を持って前進できるとしています。
なお、韓国メディア・アジア経済によると、IRONMACEは営業秘密の漏洩による不正競争防止法違反でも起訴され、刑事裁判が進行中であるとのこと。6月に地方裁判所での公判が開始される予定としています。
少なくとも著作権侵害に関してはクリーンであるという形に落ち着いた『Dark and Darker』。営業秘密の侵害自体はゲームの運営可否には影響がないという意味での発言である可能性も考えられますが、宣言通りに完全な法的確実性を持って前進できるのか、刑事裁判の行方にも注目が集まります。









