
レトロ風サバイバルホラー『SSR Wives: The Murder Of My Winter Crush』の開発者であるHedprotag氏と、同作の公式アカウントによる対立がSNS上で起こっています。
開発中のレトロサバイバルホラー『SSR Wives』―恐怖と過去に対峙せよ
渦中にある作品『SSR Wives: The Murder Of My Winter Crush』は、リードデベロッパーのHedprotag氏が中心となって開発が進められていたサバイバルホラー。2026年のリリースを目指し、デモ版も配信されていました。
本作はレトロな雰囲気をフィーチャーしたサバイバルホラーで、重厚なミステリーのストーリー、フィールドの探索を通じた謎解き、パズル要素などが特徴です。キャラクターはローポリなモデルで描かれ、交流するなかで過去が明らかになっていきます。



また、探索をするなかでは恐ろしい敵と出会うことも。プレイヤーはさまざまな武器やアイテムを駆使しつつ脅威に立ち向かいます。弾薬や回復アイテムなど、グリッドベースのインベントリ管理も重要です。


SNS上で開発者との対立が激化―解雇など“乗っ取り”行為も、作品の未来はいかに

そんな『SSR Wives』ですが、現在X(旧Twitter)上で公式アカウントとデベロッパーの対立と応酬が巻き起こっています。
発端となったのは、リードデベロッパーHedprotag(@HedProtag)氏の投稿。同氏は「現在、『SSR Wives』の公式アカウントが乗っ取られています。アカウントから発信される情報はオリジナルクリエイターのものではないので、信じないでください」とポストしています。
これに対し、公式アカウントは「このアカウントは乗っ取られておらず、正式な所有者の手にあります。残念ながら、『SSR Wives』に関与していたDavid、Sarahらは悪意のある行為によって解雇されました。彼らはゲームを未完成な状態でリリースして、不正な利益を得ようとしています」と反応。両者の主張は正反対で食い違っています。
この投稿の“David”はHedprotagのことで、公式アカウントが現在した“Sarah”は本作のNFTの権利を所有している人物(@hope_indecay)のことを指しています。
公式アカウント側は、開発のコアメンバーはすべて解雇したと発表。開発は新たなチームが引き継ぐほか、近日中に声明を発表することが語られています。
また、同作のスタジオは2025年2月に売却されており、現在は買収されていると主張。NFTなどの要素は含まれていません。
一方、開発者であるHedprotag氏はこれに反論。Hedprotag氏の友人でもある本来のスタジオの共同創設者が、現在の公式アカウント側である“Jozef”という人物から裏切られたと主張しています。
Hedprotag氏の解雇もこれによるものだとしているほか、Jozefは破産させる目的で訴訟を起こしていることも語られています。
そして公式アカウント側は、「不満を抱えた元従業員が、本作のファンコミュニティを欺いて団結させようとしている」と主張。元のスタジオは“自発的”に売却を行ったとしているほか、契約は合意のもと行われたとしています。
新たな開発チームで可能な限り早くリリースを目指すとする公式アカウント側に対し、Hedprotag氏は「ゲームは未完成の状態で、彼の影響で制作が遅れています。私が関与しない限り、ゲームを開発する術はありません」と語っています。

レトロな雰囲気やグラフィックが注目されていた『SSR Wives: The Murder Of My Winter Crush』ですが、解雇された開発者と現在のチームの間で主張が大きく食い違っています。
訴訟も進行中とのことで、果たして本作はリリースまで辿り着くことができるのでしょうか。今後の双方の声明や動向にも注目です。
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