
2025年6月に開発中止が発表された『パーフェクトダーク』リブート版で、主人公「ジョアンナ・ダーク」を演じていた女優のアリックス・ウィルトン・リーガンさんが、海外メディアTheGamerのインタビューに応じ、当時の心境を語りました。
開発は順調だったはずが……主演女優が語る突然の開発中止
リーガンさんはインタビューで、開発中止のニュースを「ほかの皆と同じタイミングで」知ったとし、「完全に不意打ちだった」と当時の心境を振り返りました。
同氏によると、2025年に入ってからも追加の収録を行うなど開発は進んでおり、「クライアントも本当に満足していたマイルストーンをいくつか達成していた」とのこと。
突然の中止は自身にとって辛い経験だったとしながらも、「多くの人々が職を失い、クリエイターたちが協力し合ってアイデアを生み出す環境そのものが、一夜にして失われてしまった」と、チーム全体が受けた打撃の大きさを強調しました。
開発中止後、プロジェクトを継続するための交渉が行われていた時期があったことも明かしました。リーガンさんは当時、「舞台裏では誰もが『パーフェクトダーク』を復活させるために必死に動いていた」と語りますが、最終的にその交渉は決裂。「その日、私は本当に悲しかった。希望を失った日だったからです」と胸中を明かしています。
また、インタビューの中でリーガンさんは、『パーフェクトダーク』での経験が「また同じことが起こるのではないかという恐怖」に繋がっていると告白しています。

リーガンさんは、今後発売が予定されている『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』(2026年予定)と『Tomb Raider: Catalyst』(2027年予定)の2作品で、新たに「ララ・クロフト」役を演じます。
『パーフェクトダーク』と並行してすでに取り組んでいたというこの役が「救いだった」とする一方で、「(ジョアンナを失ったように)ララを失うのが今でも怖い」と、新たな役への複雑な心境も明かしました。












