
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)と独立系開発スタジオのGiant Squidが、10月7日にヨーロッパで『Sword of the Sea』の商標を共同で出願したことが明らかになりました。
◆ソニーが権利獲得に動いた?『風ノ旅ビト』開発者らによる注目作
『Sword of the Sea』は、『ABZÛ』や『風ノ旅ビト』に携わったクリエイターが在籍するGiant Squidが開発し、2025年8月19日に発売したアクションアドベンチャーです。プレイヤーは古代の力を秘めた“ホバーソード”を操り、砂に埋もれた古代の海を蘇らせる旅に出ます。
本作は発売と同時にPS Plusのゲームカタログで提供されましたが、SIEが直接開発・販売したタイトルではなく、Giant SquidもSIE傘下のスタジオではありません。そのため、SIEが商標を共同で所有するという今回の動きは異例と言えます。
海外メディアGematsuは、この動きについて「SIEが『Sword of the Sea』の知的財産(IP)を取得した」、あるいは「SIEが開発スタジオであるGiant Squid自体を買収した」可能性の2つを推察しています。
現時点では両社からの公式なコメントはありませんが、ソニーによる新たなIP獲得やスタジオ買収の可能性を示唆する動きとして、今後の動向が注目されます。