
『EA SPORTS FC』シリーズなどを手掛けているエレクトロニック・アーツ(以下、EA)について、投資グループとの買収交渉が株式非公開化する方針で進められているとThe Wall Street Journalなどの海外メディアが報じました。
大手ゲーム企業EAの買収が進行中か

EAの買収については、アメリカの投資会社Silver Lakeや、サウジアラビアの政府系ファンドPublic Investment Fund、トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が設立したAffinity Partnersなどの投資グループによる交渉が進められていると報じられています。買収の規模はおよそ500億ドル(約7兆5000億円)に達する可能性があるとのことです。
交渉が成立した場合は過去最大規模のレバレッジド・バイアウト(借入金を活用した企業買収)になると見込まれていますが、本記事執筆時点では協議の段階であり、買収価格などは確定していません。

買収は『Mass Effect』を開発するBioWareや『バトルフィールド』のDICE、『Apex Legends』のRespawnといった傘下スタジオにも影響を与える可能性があります。また、経済の多様化を図りゲーム産業への積極的な投資を続けるサウジアラビアの戦略も注視されており、今後の大手ゲーム企業の動向に注目が高まっています。
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