
米マイクロソフトが提供しているクラウドサービス「Azure(アジュール)」ですが、競合他社との取引を妨害した独禁法違反の疑いで同社日本法人「日本マイクロソフト」が公正取引委員会の立ち入り検査を受けたことが明らかになりました。
他社との取引を妨害か
時事通信社の報道によれば、「アジュール以外のサービスを使用すると不具合が起きる」とし、クラウドサービスを導入する国内企業に対し他社との取引を妨害した疑いが持たれているとのこと。
また、米アマゾンやグーグルなど他社のクラウドサービス使用時に自社ソフトの利用料を高くしていた疑いも持たれているとしています。
「アジュール」の一部として提供されるサービスでは複数ゲームで実績も
「アジュール」は、マイクロソフトが提供する総合クラウドサービスプラットフォーム。「アジュール」の一部として提供される「Azure PlayFab(アジュール・プレイファブ)」では、特定のサービスマッチメイキングやプレイヤー認証などのバックエンドなども主な対象としており、たとえば、カプコンの『ストリートファイター6』『モンスターハンターワイルズ』や『レインボーシックス シージ』『Sea of Thieves』など、5,000以上のゲームでの採用実績があります。
これらの作品では異なるプラットフォーム間でのクロスネットワークプレイが可能で、レスポンスを重視するためにサーバーを介さない「P2P接続」が一般的。これらで採用されている「Azure PlayFab」は高い接続率や対応プラットフォームの広さ、また応答遅延や障害の少なさなどの安定性などが高い評価を受けています。
「アジュール」が問題視
今回の報道では、アジュール以外のクラウドでは「Windowsサーバー」や「Microsoft 365」など自社ソフトの使用に制限をかけたほか、価格を割高に設定するなどしていたとされており、自社ソフトの高いシェアを活かした顧客の囲い込みと競合の締め出しなどが問題視された形となっています。「Azure PlayFab」も含まれるかについては明らかになっていません。
公正取引委員会は今回の調査で押収した資料とともに関係者らへの調査を実施し、米マイクロソフトの関与が確認できればそちらの調査も行うとしています。
※UPDATE(2026/2/25 22:13):タイトルの脱字を修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。
※UPDATE(2026/2/25 23:13):一部、誤解を招く表現について補足を加え、再公開しました。
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