
吉本興業は、グループ企業のFANYがXRやVTuber事業を手がけるバルスの全株式を取得し、子会社化することを発表しました。
バルスはXRライブ制作やアニメ事業を展開し、VTuberプラットフォーム「SPWN(スポーン)」の運営などを通じて、最先端のエンターテインメント体験を提供してきました。2025年6月にはショートアニメスタジオ「Ziine Studio」の設立を発表するなど、アニメ事業の拡充も進めています。
今回の吉本興業グループ参画により、両社の強みを活かした新たな価値創造に取り組んでいきます。具体的には、お笑いとVTuberのコラボレーション企画、吉本興業グループのタレントを起用したアニメ制作、XR技術を活用したライブイベント、FANYとSPWNの連携によるデジタルコンテンツの拡充、VTuberを活用した地域創生プロジェクトなど、革新的なエンターテインメント体験の創出に取り組む予定です。
バルスは、吉本興業グループの一員として、テクノロジーとエンターテインメントの融合による新たな価値提供に努めていくと表明しています。吉本興業グループのバルス取得は、デジタルエンタメ領域での事業再編と拡張を象徴する動きです。ジャンル横断型のエンタメ開発基盤が構築される可能性があり、複合型プロジェクトの進展が注目されます。