
Defiosは、カプコンモバイル社長およびCAPCOM USA eスポーツGMを歴任した世古学氏がアドバイザーに就任したことを発表しました。数々のモバイルゲームを世界的ヒットに導いた同氏のアドバイスを受け、ゲームへのAI組み込み技術「ValorAI」と、本技術を活用した新作ホラーゲームの開発を推進します。
世古氏は2010年に有名IPコンテンツのフリーミアム販売という世界初のビジネスモデルによるモバイルゲーム『Smurfs' Village』をリリースし、2011年には64か国でApp Storeでの売上一位を達成しました。その後日本国内でも、App Storeの売上トップ50に6タイトルを同時ランクインさせるなど、ヒット作を量産しました。
以降、北米、日本、英国、タイを舞台にヒット商品を生み出すプロデューサーとして活躍し、また国籍・文化・場所を問わず世界の人材と協働する日本人マネジメントとして、eスポーツプロジェクトなどでも成功を収めています。2021年にAmazon Web Servicesへ転身。2022年3月には株式会社Kazenajiaiを設立し、代表取締役社長に就任しました。
Defiosが開発を進めているValorAIは、生成AIをゲーム内に低コストで手軽に組み込むことができる開発者向けミドルウェアです。Defiosがこれまで培ってきたエッジAI技術を最大限に活用し、APIコストを大幅に削減。現在はα版を公開中で、UnityやUnrealEngineなどの主要ゲームエンジンに対応する予定です。

Defios代表取締役CEOの近藤鯨貴氏は「生成AIのゲーム活用はNPCのAI化にとどまらず様々な新しい”遊び”を創出できるポテンシャルを秘めています。世古氏の豊富なモバイルゲームヒット創出ノウハウとグローバルネットワークは、世界中のクリエイターが AI を活用して新しい “遊び” を自由に探究できる環境の構築を力強く後押しすると考えております」と述べています。
現在、Defiosは、ValorAIを採用したカジュアルホラーゲームの開発に取り組んでいます。近藤氏は、「こちらも世古氏からアドバイスをいただきながら、AIによる全く新しいホラーゲーム体験を提供できれば」とコメント。グローバルな知見と実績を誇る世古氏から助言を受けることで、AI技術とゲームの融合が加速し、業界に新たな潮流を生み出すことが期待されます。