現代都市建設シム『Urbek City Builder』―『シムシティ2000』だけでなく、『They Are Billions』や『ISLANDERS』の影響も【開発者インタビュー】 | GameBusiness.jp

現代都市建設シム『Urbek City Builder』―『シムシティ2000』だけでなく、『They Are Billions』や『ISLANDERS』の影響も【開発者インタビュー】

ラテンアメリカの街が舞台です。

ゲーム開発 インディー
現代都市建設シム『Urbek City Builder』―『シムシティ2000』だけでなく、『They Are Billions』や『ISLANDERS』の影響も【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Estudios Kremlinois開発、PC向けに7月13日にリリースされた現代都市建設シミュレーション『Urbek City Builder』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、見下ろし視点の現代都市建設シミュレーション。お金の概念が存在せず、食料や労働者、木材や電力など30種以上のリソースを、要求される環境などの建設条件に沿って住宅を建てたり工場を建てたりしてまかない、都市を拡大していくのが特徴です。日本語にも対応済み。

『Urbek City Builder』は、1,730円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Bruno Karelovic氏(以下Bruno)こんにちは、チリの数学者で今はゲーム開発者のBruno Karelovicです。一番好きなゲームの一つは『Age of Empires II』ですが、一番影響を受けたゲームの一つは『シムシティ2000』です。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Bruno私はずっと以前からゲームをデザインするのが好きで、子供の頃は紙の上でゲームを作ったり、コンピュータを手に入れるとExcelでゲームを作ったりしていました。プログラミングができるようになると、ブラウザゲームを作るようになったのです。そしてUnityが使えるようになると、ついにコンピュータゲームを作ることができるようになりました。

私は建設ゲームが好きなので、まずは本作の開発からスタートすることとしました。正直に告白すると、アニメーションが必要ないというのも、重い腰を上げることができたきっかけだったりします。(笑)

――本作の特徴を教えてください。

Bruno本作は都市をデザインするゲームで、その発展は直線的ではありません。ナイトライフに特化した地区もあれば、アーティストの地区や産業地区なんかもあります。どこかの地区が他のものよりも優れている、ということはありません。また、本作にはお金が登場しません。すべてがリソースをベースとしているのです。また、ヨーロッパやアメリカを舞台にしている他の都市建設ゲームとは異なり、現代のラテンアメリカの都市を舞台にしているというのも、本作の特徴でしょう。私は自分が住む街であるコンセプシオン(訳注:チリ中南部の都市)を参考にし、そこからインスピレーションを得たのです。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Bruno都市をデザインするのが好きな人、慎重にどこにどのような地区を設置すべきか検討したい人、資源を管理しながら少しずつ理想の都市に近づけていきたい人に遊んでみていただきたいですね。パズル好きの人にも楽しんでいただけるでしょう。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Bruno素晴らしい古典的作品である『シムシティ2000』から影響を受けました。しかし他にも『They Are Billions』や『ISLANDERS』からもいくつかの要素を取り入れています。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Bruno助かったという一面もあります。新型コロナのおかげで以前の仕事を続ける意味を見出せなくなり、仕事を辞めて本作に100%注力することを決意しました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Bruno大丈夫です。配信をするのも大変な作業だと思いますので、ぜひ収益化してください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Bruno本作が日本語にも対応し、皆さんに母国語で遊んでいただけてとても嬉しいです!日本には10年前に訪れたことがあり、素晴らしい体験でした。京都は森に囲まれており、少しだけ私の街を思い出したのです。人々もとても親切で、すぐに友達を作ることもできました。レストランで私たちは将来の夢について語り合い、世界中を旅したいと言っていた友人もいましたし、私はゲームを作りたいと言っていました。今、私はそれを実現しようとしています。私が本作の開発を楽しんでいるのと同じぐらい、皆さんにも本作を楽しんでいただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。




《Chandler@Game*Spark》

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