「グリフォン年」のテーマは“昔ながらの『World of Warcraft』世界観”―『ハースストーン』ゲームデザイナーインタビュー【Blizzconline】 | GameBusiness.jp

「グリフォン年」のテーマは“昔ながらの『World of Warcraft』世界観”―『ハースストーン』ゲームデザイナーインタビュー【Blizzconline】

2021年2月20日から二日間にわたり開催された「Blizzconline」にて、『ハースストーン』の新年度は「グリフォン年」であると発表されました。これを受けGame*Sparkは開発陣に突撃。新情報にある背景や、その思いについて伺いました!

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「グリフォン年」のテーマは“昔ながらの『World of Warcraft』世界観”―『ハースストーン』ゲームデザイナーインタビュー【Blizzconline】
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2021年2月20日から二日にわたって開催された「Blizzconline」では、非常に多くの新情報が発表されました。『ディアブロ IV』や『オーバーウォッチ2』『World of Warcraft』の新情報には大興奮ですが、今年でリリース7年目を迎える『ハースストーン(Hearthstone)』の新情報にも目が離せません!


新年度「グリフォン年」では、新ゲームモード「マーセナリーズ」の実装に加え、新拡張「荒ぶる大地の強者たち(Forged in the Barrens)」の情報や「コアセット」の追加、「クラシック フォーマット」の登場が発表されました。


Game*Sparkでは「Blizzconline」で発表されたこれらの新情報に対して、『ハースストーン』開発チームにインタビューを実施。2人のデザイナーから去年の裏話や今年の新拡張の内容などを伺いました。





――まずは簡単な自己紹介をお願いします。



Dean Ayala氏(以下、Dean氏) リード・ゲームデザイナーのDeanです。デザインチームでカードの詳細なデザインを担当しています。あと...アニメが凄く好きです(笑)



――ありがとうございます(笑)『ハースストーン』の歴史において、フェニックス年は多くの変化があった激動の1年でした。お二人にとって「フェニックス年」はどんな1年でしたか?


Chadd氏エキサイティングな1年でした。「デーモンハンター」がどうプレイヤーの皆さんに受け入れられるかと不安な一面もありましたが、結果的には非常に好評で、私たちから見てもわくわくさせてくれるような存在になりました。実装した当初はパワーが強すぎましたが、ゲームプレイとしては満足のいく結果になったと思います。

ランクシステムのアップデートや報酬レーンのシステムは、最初は少しバタついたり問題もありましたが、プレイヤーのフィードバックから少しずつ改善しています。来年1年間に向けて、さらによくなっていくと思います。

バトルグラウンドのサポートやデュエルの実装など色々なことをした1年でしたが、これから先も様々なことに挑戦していきたいと思っていますし、今までやってきたこと全てにおいて、プレイヤーの皆さんからの意見を通してよりよいものにしたいと思います。


Dean氏おおむねChaddが言ってくれたことと同じですが、個人的には非常に難しい年でした。私はデザインチームのマネージャーのような役割もしています。チームメンバーとのコミュニケーションも、今まではデスクまで歩いて気軽にできていたものが、全てZoomを通してやらないといけなくなってしまいました。オンラインでの通話は会社の公式な場になってしまうので、コミュニケーションを成立させるのが難しいなと感じました。

コンテンツ的には、今まで以上に色々な挑戦をした1年でした。もちろん、これからも色々なことをしたいですし、バトルグラウンドはかなりたくさんの人が遊んでくれるコンテンツになりました。今年リリースを予定している「ハースストーン マーセナリーズ」もたくさんの人が遊んでくれることを望んでいます。

『ハースストーン』はいつ遊んでも、新しく遊べるコンテンツがたくさんあるし、数週間に1度何か新しい物が出てくるという点では、サービスを続けているオンラインゲームとしての理想の形になってきたかなと思います。


――本当に色々なことがあった1年でした。Blizzconlineにて新しい年のモチーフは「グリフォン」だと発表されました。「グリフォン年」になった背景や込められている意味を教えてください。


Chadd氏今年1年を通しての大きなテーマの1つは、“ホード(Horde)とアライアンス(Alliance)”という昔ながらの『World of Warcraft(以下、WoW)』の世界観です。


今年1年を冠する名前の最終候補は、成長を意味する「チャンピオン年」、またはWind Riderとして知られる「ワイバーン年」、そして「グリフォン年」でした。グリフォンはアライアンスを象徴しているものではありますが、プレイヤーの皆さんがグリフォンを見てどういう存在なのかをおおむね理解できる点、そしてシンプルにかっこいいじゃないですか、グリフォンって!


アライアンスがハースストーンの世界で見られるのはもう少し先の話になると思いますが、昔ながらの『WoW』の世界を象徴する存在の1つということで、グリフォンを選びました。



――今回の舞台となる「大荒野(Barrens)」は『WoW』において重要な役割を持つ場所であり、タイトルとして持ってきたものだと語られていました。改めて、新拡張版「荒ぶる大地の強者たち(Forged in the Barrens)」の世界観について教えてください。


Chadd氏「大荒野」はホードとして冒険者が初めて本格的な冒険をする場所であり、オークとトロールとトーレンの各種族がお互いに出会い、ともに冒険していく場となります。「大荒野」の中心にある「クロスローズ」という街、 ケンタウロス、キルボア、ハーピィなど恐ろしいモンスターがうようよしているゾーン、「Wailing Caverns」というダンジョンなど、冒険者がとても興奮するようなものがギュっと詰まった場所なんです。

「荒ぶる大地の強者たち」のデザインは『WoW』を遊んでいるプレイヤー、特に初期からプレイしていた人から見ると特に思い出深いイベントが盛りだくさんで、懐かしさを感じてくれる内容になっています。



――バトルグラウンド、デュエル、そして「マーセナリーズ」の実装から、純粋なデジタルカードゲームの面白さに加えて、『ハースストーン』や『WoW』の世界観を通した新鮮なゲーム体験をプレイヤーに届けようという開発陣の意思を感じました。デザインチームの動きやゲームデザインの方針について変化はありましたか?


Dean氏確かに『ハースストーン』をリリースした当時から比べると変化は大きいです。最初は30枚のデッキを構築し、対戦するという純粋なカードゲームの面白さに注力していましたから。たぶん、バトルグラウンドあたりが転換期だったのかなと思います。

バトルグラウンドは、当時『Auto Chess』や『Dota Underlords』などのオートバトルが流行り出し、それに影響されつつ『ハースストーン』らしいものを作ろうとしてできましたが、初期に注力していた構築とは違うジャンルのゲームです。

今回の「マーセナリーズ」もヒーローを集めてレベルを上げ、そのチームで戦うことを主にしたゲームであるように、今は『ハースストーン』という同じプラットフォームの中での違う遊び方を常に模索しています。『ハースストーン』は構築デッキによるカード対戦ゲームだけではなく、色々なストラテジーゲームを遊ぶプラットフォームに変化してきました。



――古くからハースストーンを遊んでいるプレイヤーとして、先日発表されたクラシックフォーマットの導入は非常に嬉しいものでした。今の『ハースストーン』には私のようなプレイヤーだけではなく、バトルグラウンドやデュエルから参入した新しいプレイヤーもいると思います。『ハースストーン』のプレイヤー達にどんな風にクラシックフォーマットを遊んでもらいたいですか?


Dean氏クラシックフォーマットは、今と比べるとペースがトーンダウンされた『ハースストーン』なので、当時を知っているプレイヤーには昔のデッキで存分に遊んでもらいたいですし、クラシックフォーマットを通して昔の環境の懐かしさを感じられると思います。逆に、それを知らないプレイヤーは「昔はこんなゲームだったんだ!」ということを動画や記事ではなく、実際に遊んで直接感じてもらえると思います。



――最後に、日本のファンに向けてのコメントをお願いします。


Chadd氏まずは、全ての日本のファンの皆さんに「ありがとうございます。」と言いたいです。「グリフォン年」もコアセットも新拡張も「マーセナリーズ」も、皆さんに届けることが本当に待ち遠しいです、わくわくしています!まだプレイしていない方は、色々な遊び方ができる今だからこそ『ハースストーン』を始めるべきだ!ファンの皆さん、「ありがとう!(日本語)」

個人的には、日本に行くはずだったのにCovid-19の影響で行けなくなってしまったので、早く日本に行きたいですね。


Dean氏「グリフォン年」はクラシックフォーマット、コアセット、「マーセナリーズ」など色々なものが出てくるし、バトルグラウンドも絶えずアップデートも行います。皆さんに好評だったミニセットも継続していきます!数週間に一度は新しいコンテンツが追加されていくので、きっと何か皆さんが楽しめる内容を探せると思います。楽しみにしていてください!

Chaddと同じで個人的にはなりますが、去年こそ初めて行くはずだった日本への旅行が中止になってしまったので、今年でも来年でも、この事態が終結したらぜひ日本に行きたいと思っています。


――本日はありがとうございました。
《ばるたん@Game*Spark》

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