10代の青年が深層学習型の『CS:GO』チーター検知AIを開発、約一日の稼働で15,000人以上をBAN | GameBusiness.jp

10代の青年が深層学習型の『CS:GO』チーター検知AIを開発、約一日の稼働で15,000人以上をBAN

ゲームプレイを分析し、チートや嫌がらせ行為を15,336件も確認。アイデアの発端はValveスタッフの公演だったのだそう。

ゲーム開発 人工知能(AI)
10代の青年が深層学習型の『CS:GO』チーター検知AIを開発、約一日の稼働で15,000人以上をBAN
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海外ペンテスターの2Eggs(@2Eggsss)さんは、Valveのオンライン対戦FPS『Counter Strike: Global Offensive』のチート利用者を検知する深層学習AI「HestiaNet」を開発しました。

ギリシャ神話に登場する女神「ヘスティア」にちなんで命名したという「HestiaNet」では、『CS:GO』に搭載されているリプレイ検証システム「Overwatch」を採用。チート使用疑惑のあるリプレイ映像を自動で分析・判定し、ユーザーのSteam IDをデータベースに保存します。実際にBAN処分が下された場合は、今後の検知精度向上のためにその情報も統合します。

公開された統計によれば、「HestiaNet」は約一日の稼働で17,659件のケースを分析し、チート使用(および嫌がらせ行為)を15,336件確認。そのうち15,104件がBAN処分となっています。

同AIの開発者2Eggsさんは、イギリスに住む10代の青年。GDC 2018でのJohn McDonald氏(Valveのシニア・ソフトウェアエンジニア)の公演を聞いて、このアイデアを思いついたとのこと。同氏は以前にも、『CS:GO』とSteamに関連する脆弱性を複数発見・報告し、Valveから11,450ドル(およそ125万円)の褒賞金を受け取っていました。

2Eggs(@2Eggsss)さんの公開した統計情報
《S. Eto@Game*Spark》

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