
法律事務所・DLA Piperは、Cognosphereが配信している人気オープンワールドRPG『原神』のチートソフトへの知的財産権侵害の判決を獲得したことを発表しました。
150万ドルの損害賠償
これは、カナダで起こされた裁判です。原告によれば、自称ゲームハッカーの被告は、著作権法の技術保護手段に反するチートソフトを開発したとのこと。判決では原告の主張が認められ、150万ドルの損害賠償とさらなる侵害行為の差し止めが命じられました。
原告は告訴までに再三の警告を行い、被告は一度は従う姿勢を見せたものの、その後も継続してチートソフトの頒布を実施。そのことから踏み切ったもので、当初は5万ドルを超える損害賠償を求めるとしていましたが、それよりもはるかに多い損害賠償額となった形です。
DLA Piperはこの判決について、ゲーム開発者や他のプレイヤーの努力や公正なプレイを損なうことによって利益を得る者に対し、訴訟を進める道筋を確立するものであると述べています。多額の損害賠償も認められたことから、大きな抑止力になると話しています。