スマホアプリのマネタイズを支援するシンガポールの「MoVend」・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」番外編 | GameBusiness.jp

スマホアプリのマネタイズを支援するシンガポールの「MoVend」・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」番外編

スマートフォンアプリ市場の拡大に伴い、ソーシャルゲーム市場の有力企業は今、極めて積極的なグローバル展開施策を打っている。筆者は8月にサンフランシスコとシンガポールに進出する日本企業や現地企業を訪問したが、今回は、番外編として、日本企業ではなく、シンガ

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スマートフォンアプリ市場の拡大に伴い、ソーシャルゲーム市場の有力企業は今、極めて積極的なグローバル展開施策を打っている。筆者は8月にサンフランシスコとシンガポールに進出する日本企業や現地企業を訪問したが、今回は、番外編として、日本企業ではなく、シンガ
  • スマートフォンアプリ市場の拡大に伴い、ソーシャルゲーム市場の有力企業は今、極めて積極的なグローバル展開施策を打っている。筆者は8月にサンフランシスコとシンガポールに進出する日本企業や現地企業を訪問したが、今回は、番外編として、日本企業ではなく、シンガ
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スマートフォンアプリ市場の拡大に伴い、ソーシャルゲーム市場の有力企業は今、極めて積極的なグローバル展開施策を打っている。筆者は8月にサンフランシスコとシンガポールに進出する日本企業や現地企業を訪問したが、今回は、番外編として、日本企業ではなく、シンガポール企業を紹介したい。

スマートフォンアプリのマネタイズを支援するモバイル決済プラットフォーム、『MoVend』について、Stream Media 社の戦略担当役員のChua Meng Kiatに話を聞いた。

―――八反田:Movendについて概要を教えてください。

MoVendはアンドロイドに特化したモバイル決済プラットフォームです。アプリベンダーのマネタイズアプローチをより簡単に実現するために、ユーザーにアプリ内で必要なアイテムを購入できるサービスを提供しています。Movendの優れた点は、同時にユーザーのニーズにも答えることができることにあります。
―――まず、アプリベンダーにとってのメリットを教えてください。
ローンチ当初から様々な開発者から注目されており、今現在7社以上との契約を結んでいます。実績はまだまだこれからですが、アプリベンダーにとっての最大のメリットは、Movendの導入にはわずか10分程度の非常に簡単なプロセスで済んでしまうということです。

―――ユーザーメリットは?

MoVendを導入すると、従来のアプリでよくある、無料版アプリ有料版アプリとに分ける必要がなくなり、ユーザにとっては、1度のアプリインストールで無料版を利用しつつ、同時に有料版の利用機会を得ることができます。結果として、複数回アプリインストールさせるよりも、より確実に集客もしやすくなることが期待されます。

―――なるほど、よくよく考えれば当たり前なことなのかもしれません。

Movendの競合他社として大手PaypalやZong、Bokuの様な決済プラットフォームが挙げられますが、いずれもMoVend内で用意されている様々な支払い方法の全てをカバーしているサービスはありません。決裁手段については、今のところ我々にライバルはいないと考えています。

―――なるほど。収益化機会の最大化のために他に特徴は?

多様な決裁手段以外にも、ウェブ管理サイトから売り上げ分析を提供していて、売り上げパターンやユーザーのトレンドを把握することができるため、アプリの料金を変更するなど、アプリ内のアイテムのプロモーションやアプリのタイムセールで集客をすることも可能なのが、もう1つのMoVendの魅力だと考えられます。

―――それは面白いですね。日本のソーシャルゲーム企業好みな感じがします。

Movendは、ゲーム系やツール系の収益機会最大化に一役買うことのできるグローバルプラットフォームですので是非日本のプレイヤー企業の皆さんにもご利用頂きたいと思います。


Stream Media 社は、Movendに注力しながら、並行して東南アジア広域をサポートするandroidエンジニアコミュニティ”Codeandroid.org”(http://www.codeandroid.org/)を運営している。東南アジア展開を進める日本企業にとって面白いパートナーになり得るのではないかと感じた。例えば、HatchUpが主催するイベントのシンガポール開催もサポートしてくれるとのこと。引続き、現地ネットワーキングを続け、日本企業の東南アジア展開サポートに活かして行きたい。

■著者紹介

株式会社HatchUp 八反田智和
1980年鹿児島県生まれ。慶応義塾大学卒。楽天リサーチ、外資広告代理店でのインタラクティブプロデューサーを経験した後、2009年より、ソーシャルゲーム業界に入る。WEB系人材会社営業(ソーシャル担当)を経て、2010年よりソーシャル企業支援会社HatchUpを設立、現在に至る。ソーシャル系イベント【STR】およびブログ(http://socialtoprunners.jp/)を運営している。
《八反田智和》

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