ドイツのCrytekは、同社が開発する3Dゲームエンジン「CryENGINE 3」の無償バージョンが10万ダウンロードを突破したと発表しました。8月17日に公開されてから5日間での達成は快挙と言えそうです。無償版は非商用目的であれば、レベルエディタ「CryENGINE 3 Sandbox」を含むエンジン全体を無償で利用することができます。「CryENGINE 3」は同社が開発しEAから発売されたFPS『Crysis 2』で利用されていることで有名です。一流タイトルで利用される高性能な開発環境が個人にも開放されたというわけです。Crytekでは無償版の導入と同時に、ロイヤリティモデルを導入。初期費用などはゼロで、デベロッパーは収入の20%をCrytekに支払うことで利用が可能になります。「Unity」や「Unreal Engine 3」の無償版「UDK」の普及で、個人でも最先端のデベロッパーが活用する環境を利用できるようになってきましたね。「UDK」の建築現場での利用など、ゲーム外での活用も広がっていきそうです。
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