PlayStation Meeting 2011、新型機「NGP」やAndroidとの連携「Suite」など未来を見せた2時間 | GameBusiness.jp

PlayStation Meeting 2011、新型機「NGP」やAndroidとの連携「Suite」など未来を見せた2時間

ソニー・コンピュータエンタテイメントは27日、芝公園のプリンスパークタワー東京にて「PlayStation Meeting 2011」を開催。PSPの後継機にあたる「Next Generation Portable」(NGP/仮称)および、プレイステーションをAndroidのスマートフォンやタブレットデバイスで展開

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ソニー・コンピュータエンタテイメントは27日、芝公園のプリンスパークタワー東京にて「PlayStation Meeting 2011」を開催。PSPの後継機にあたる「Next Generation Portable」(NGP/仮称)および、プレイステーションをAndroidのスマートフォンやタブレットデバイスで展開
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ソニー・コンピュータエンタテイメントは27日、芝公園のプリンスパークタワー東京にて「PlayStation Meeting 2011」を開催。PSPの後継機にあたる「Next Generation Portable」(NGP/仮称)および、プレイステーションをAndroidのスマートフォンやタブレットデバイスで展開する取り組み「PlayStation Suite」を発表しました。

15時の定刻より少し遅れて登壇した、平井一夫CEOは5年前のE3で使った「現実はデータ化される / Reality Becomes Data」というムービーを改めて紹介。仮想の世界に現実を取り込む、仮想が現実に影響する、現実とゲームの世界を繋げるというソニーの描く未来を改めて紹介。そして「我々はいつも未来を提案し、それを叶えつづけないといけない」と述べました。

■広がるプレイステーションプラットフォーム

発表会の最初のテーマは「Cross Platform」です。しかし今までのようなPS3とPSPのような"クロス"ではありません。平井氏は「PSPが発売された当初とは携帯ゲーム機を巡る環境は一変しています。今ではゲームを遊ぶための持ち運び可能なデバイスは携帯電話、スマートフォン、タブレットなど多岐に渡り、どれもプレイステーションが考える"ゲーム"の品質を満たすようになってきました」と話します。ソニーのライバルは昔のように任天堂、ではなく、アップルやグーグルと呼ばれるようにもなってきました。

ソニーの出した結論は対立ではなく歩み寄りです。新たに始まる「PlayStation Suite」では歴史上初めて、ソニー以外のデバイスでプレイステーションを遊べるようになります。まずはAndroidを搭載したデバイスで展開され、当初は初代プレイステーションの名作タイトルがAndroidで提供されるPlayStation Storeからダウンロードして遊べるようになります。また、デバイスメーカー向けには「プレイステーション サーティファイド」プログラムをスタート。ロゴの提供や、PSの品質を保つための開発協力を実施していきます。もちろん、過去のタイトルだけでなく、「PlayStation Suite」に向けたタイトルの開発体制も整えていくとしました。

PS Suiteという取り組みAndroidデバイスに搭載Certifiedプログラムも展開


■究極のポータブル体験を届ける

「PlayStation Suite」はゲームに触れる人の"幅"を広げる取り組みです。しかしゲームには"深さ"も必要です。新型ハードのお披露目です。

「究極のポータブル体験を届けるのは我々の使命です。本当の意味での最高のエンターテイメントには統合されたシステムが必要です」平井氏が持って登場したのはコードネーム「Next Generation Portable」(NGP)です。

NGPと呼ばれる新ハード


フォルムはこれまでのPSPに近く、アナログスティックが右側にも搭載されたことが一目で分かります。さらに大きくなった画面は5インチの有機ELでタッチパネルも備えます、さらに本体裏側にも同等のサイズのタッチパネルが用意されています。入力デバイスとしてはジャイロセンサーもあり、動きを感知します。また、本体の表と裏に1つずつのカメラがあり、AR的なゲームも実現できます。ネットワークの強化としてWi-Fiだけでなく3Gも内蔵されます。メディアには新規開発のフラッシュメモリベースのカードとなりました。カードであるため将来の大容量化も可能だということです。



様々な機能を含むというのは平面的な見方です。NGPは平井氏が冒頭で紹介した「現実はデータ化される / Reality Becomes Data」を叶えるためのデバイスです。カメラや3Gによって外部との接続が大幅に強化されます。ゲームが単体で存在するのではなく、人々の生活の中や、人と人の間に存在するようになるのです。ARやソーシャル、ロケーションといった要素を大胆に取り入れ、ゲームの中心軸に据えようとしています。

ここでSCEが自社で開発しているタイトルの映像が上映されました。以下のタイトルが確認できました。

・みんなのGOLF NEXT
・GRAVITY DAZE
・KILLZONE
・ハスラーキング
・Smart As
・Broken
・リトルビッグプラネット
・Little Divians
・WipeOut
・RESISTANCE
・アンチャーテッド



続いて登場したのはSCE World Wide Studioプレジデントの吉田修平氏。NGP向けに開発が進められている『アンチャーテッド(仮称)』を実機で紹介しました。本作はオリジナルを制作したノーティドックの監修の元、SCEの米国にあるBend Studioが開発を行っています。5インチという大画面で展開される『アンチャーテッド』はPS3とも遜色がないようなグラフィックで会場を圧倒します。吉田氏はNGPについて「3.5インチが主流のスマートフォンと比べると面積にして2倍あり迫力は圧倒的です。コントラスト比も高く、視野角も非常に広い」とコメントしました。

アンチャーテッド


続いては『Little Divians』というゲーム。ディビアンという生物を操作していくアクションゲーム。こちらは両面にあるタッチパネルを使った仕掛けがありました。背面からタッチすると地面が浮き上がってディビアンが転がっていきます。背面のタッチパネルというのは今までにない機能ですので、どのようなゲームが実現されるのか非常に楽しみです。



ここからは島田宗毅氏が登壇。「LiveArea」(ライブエリア)という機能。「LiveArea」は各ゲームが持つ空間で、他のプレイヤーとのコミュニケーションや様々な情報が集積する場となります。他のプレイヤーの達成状況がアクティビティとして常に更新され、リアルタイムでのコミュニケーションが楽しめます。ここで3Gを搭載していることが効いてきます。

NGPのメニューは一から新開発最適なものをゼロから構築したと説明LiveArea。みんゴルの例
すぐにストアに接続することも追加コンテンツを購入友達とのメッセージやりとりも


また「Near」という位置情報を活用したサービスも展開、NGPに標準搭載されます。位置情報や歩いた足跡を通じて、他のプレイヤーがどんな場所でどんなゲームを遊んだかを知ることができます。時間や距離を超えてコミュニケーションが発生して、新たなゲームや新たな友達との出会いにも繋がります。この「Near」を活用するための開発キットも用意されるようです。

Nearという新サービス歩いた道のりを記録トップ画面
右側のアイコンはその場所で一番遊ばれていたゲーム出かけた先での近くにいたプレイヤーその場所での評価


みんゴルもデモが行われましたプレイヤーの視点で画面を動かして周囲を見渡すことも芝の状態をチェックしやすくなりました


冒頭に発表のあった「PlayStation Suite」はこのNGPにも搭載されます。平井氏は、今までプレイステーションとはお付き合いのなかったようなデベロッパーさんとも会えるのを楽しみにしているとコメントしていました。

このNGP、2011年末に全世界で発売される予定です。

■ゲームクリエイター達がNGPを語る

最初に登壇したのはカプコンの竹内潤氏。サプライズで明らかにされた『モンスターハンターポータブル3rd』のダウンロード版をNGPでプレイするデモが行われました。竹内氏は「5インチ画面は本当に綺麗。スティックの感触もすこぶる良い」と感想を述べていました。また、NGP向けにもMT Frameworkの開発が進んでいて、PS3『ロストプラネット2』のオープニング映像をNGPでリアルタイムに動かすデモも行われました。竹内氏によれば、フルスペックのMT Frameworkが動いているということで、フレームワークの開発チームも非常に開発し易いと述べていたとのこと。デモは2週間程度で完成したそうです。本日はタイトルの発表は行われませんでしたが、「近々その日がくるのではないか」ということでした。

カプコン竹内氏はモンハンとロストプラネット2を紹介


セガからは名越稔洋氏が登壇。望んでいたものが全て搭載され「いい意味でスキのないゲーム機。開発者は言い訳ができない」と決意を語りました。名越はPS3で開発中の『龍が如くOF THE END』の素材をNGPに載せた映像を紹介。そのまま動く様子は、NGPの性能の高さを物語ります。

こちらは龍が如く


コーエーテクモゲームズからは鈴木亮浩氏。研究中の無双シリーズのテクニカルデモを披露しました。タッチを使った操作を導入したものでした。鈴木氏は「既存のシリーズでも新鮮なものとして生まれ変わることができるのではないでしょうか。無双が、その新しい魅力に溢れた代表となれるように努力をしていきたい」と話していました。

コーエーテクモは無双です


コナミからKOJIMA PRODUCTIONの小島秀夫監督。映像ではNGPで『メタルギアソリッド4』を動かしたものを紹介。しかし小島監督は問題は性能ではないと言います。「ゲームを、家ではリビングで大画面・高音質で遊ぶ、外では携帯機で続きを持ち運んで遊ぶ、そうした時代が必ず来ると思います。その実験が『Peace Walker』でした。据え置きと携帯機で同じゲームを行き来しながら遊ぶ夢のプロジェクトの準備をしています。できればE3くらいで紹介したいと思っています」

小島監督からはメタルギア


米国からはエピック・ゲームズのCEOであるティム・スウィーニー氏が登場。当然ながら最先端のゲームエンジン「Unreal Engine 3」をNGPで動かしたデモを実演。滑らかにハイクオリティな映像が動く様子は会場を驚かせました。外部デベロッパーの作品ですが、『Dangeon Defender』というPS3タイトルをNGPに移植した映像も紹介されました。こちらは約1週間で作業が完了したということでした。

美麗なグラフィックに感嘆Unreal Engine 3


最後はアクティビジョンの上級副社長ゼネラルマネージャーのPhilip Earl氏。世界で大ヒットしているFPS『Call of Duty』シリーズをNGPでリリースすることを明言しました。その瞬間、海外から訪れたプレスからは歓声が。Earl氏は「次世代の携帯ゲームを定義するようなものになる」とコメント。詳細を話せる日を楽しみにしているとしました。

アクティビジョンはCall of Dutyを明言


残念ながら本日は具体的な発売日や価格は公言されませんでしたが、ゲームの未来を見せるような発表会でした。PS3のゲームがそのまま動くような高性能なプロセッサーと、多彩な入力デバイスや強化されたネットワーク、これらが融合したとき、どのようなものが生まれるのか。楽しみになります。

《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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