エンターテイメント産業の調査会社であるM2 Researchが報告したところによれば、経済環境が悪化した2008年後半から2009年末にかけて、世界中のゲーム産業で1万1488人がレイオフされたということです。中でも大部分はゲーム販売も落ち込みを見せてきた2009年に入ってからだということです。レイオフがあったのは判明しているだけでも95のスタジオで、うち52が米国のスタジオだったそうです。M2では大部分のレイオフは「スタジオレベル」で発生し、一番最初にQA(品質管理)部門が対象になるケースが多かったそうです。加えて、2009年はレイオフに留まらないスタジオの閉鎖も過去最大で、3D Realmsや多くのミッドウェイのスタジオや、衝撃的なニュースだったEAのPandemic Studiosがありました。数としては18社にも上りました。大部分のスタジオは大手パブリッシャーとの間で契約を交わし、ゲームの制作を行っていますが、販売の落ち込みから、パブリッシャーの収益も落ち込んでいて、ラインナップ編成の見直しが続いています。開発がストップするケースも多く、それに対応するべくスタジオもスリム化を図っています。人件費の安い新興国への開発シフトの圧力も強く、2010年の情勢も予断を許しません。
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