「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」−『Quake』の父、ゲーム内広告でのオンラインゲーム運営を断念 | GameBusiness.jp

「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」−『Quake』の父、ゲーム内広告でのオンラインゲーム運営を断念

「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」……『Quake』の父であるJohn Carmack氏は収益モデルの見直しを迫られている模様です。

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「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」……『Quake』の父であるJohn Carmack氏は収益モデルの見直しを迫られている模様です。

Carmack氏の新作は『Quake Live』。名作FPS(一人称シューティング)『Quake III Arena』をブラウザゲームとしたもので、ブラウザゲームながら本格的なFPSを楽しむことができます。

日本サーバーも開設された『Quake Live』は完全無料。当初はゲーム内広告による収入で運営するモデルとされてきましたが、Carmack氏は今年のQuakeCon(FPSゲーマーのファンイベント)において「ゲーム内広告はビッグビジネスという訳ではなかった。プロジェクトを牽引する力はない」と発言。無料会員と有料会員が併存する料金システムへと変更する考えを明らかにしました。有料会員になれば自由にルール設定したサーバーを立てられるようになりますが、ゲームを遊ぶだけであれば、これまで通り無料でも可能とのこと。

ゲーム内広告は、ゲームの中にスポンサーの広告を出すというもの。ターゲットを絞り込んで広告できるため、無差別な広告よりも効果が高いとされています。先日も『WipEout HD』にゲーム内広告を入れたことでロード時間が10秒近く増加、ソニー・コンピューター・エンターテイメント・ヨーロッパ(SCEE)がこれを除去するという事件が起こったばかりで、100%スムーズにはいかない模様。無料会員と有料会員が併存するシステムでどれくらいの収益があがるのか、今後の展開が注目されます。
《水口真》

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