
オトナルは、ゲーム内音声広告「GainAds(ゲイン アズ)」の運用型広告メニューを提供開始しました。同社が提供するゲーム内音声アドネットワークの広告枠をプログラマティック(運用型)広告として開放し、DSP(Demand-Side Platform)から買い付けができるようになります。これにより月間3億3千万人以上の国内外のゲームプレイヤーに対して、アプリゲーム内で音声広告の配信が可能となりました。
本メニューでは、3,500件以上の音声広告プランニング、1,000件以上のクライアントの出稿・運用改善の支援を手掛けた同社の知見を活かし、広告代理店や広告主の音声広告のプランニングからDSPを用いた音声広告の買い付けをサポートします。
買い付け可能なDSPは、ディスプレイ&ビデオ 360(グーグル合同会社)、The Trade Desk(The Trade Desk)ほかで、今後も順次追加予定です。ほかに、Spotifyやradikoなどのデジタルオーディオ広告とともに複数媒体を横断した一元管理による広告運用/配信が可能です。
日本国内におけるゲーム市場は、2023年に2兆1,255億円に達し、過去最高の市場規模となりました。ゲーム人口も5,553万人(前年比2.8%増)に増加しています。
特に10代から20代は、インターネットユーザーの20%がオンライン・ソーシャルゲームをモバイル機器でプレイしています。インターネット利用の平均利用時間においても、10代はSNSや動画サイトに次いで高い数値を示すなど、若年層へのアプローチにゲームが重要なデジタルメディアとなりつつあります。

オトナルは2023年から広告主と広告代理店向けに、ゲーム内音声広告「GainAds」の広告メニューを提供してきました。今回、ゲーム内音声広告の配信広告枠を拡大するとともに、運用型広告として、広告主や広告代理店の持つDSPを介して音声広告枠の購入が可能になりました。
ゲーム内音声広告「GainAds」には、音声広告と同時に、サイトへの遷移が可能なCTAボタンを表示し、高いCTRと完全聴取率を実現する特徴があります。ゲームプレイを邪魔しない形でゲーム画面上にクリッカブルなボタンが表示されるため、プレイヤーの視覚的な体験を阻害しない広告体験を実現できます。

また、あらゆるゲーム内に音声広告を配信し、DSPのデータを用いた広告配信により、商材に合わせたターゲティング配信が可能です。「GainAds」は、直感的な操作で誰でも気軽に遊べる「ハイパーカジュアル」と呼ばれるアプリゲームを中心に音声広告が配信されます。ハイパーカジュアルゲームの中でも、大手ゲームパブリッシャーが開発・運営する500本以上のゲームが広告配信対象です。

ゲーム内音声広告のプログラマティック化は、広告主にとって新たな接触機会の創出と運用効率の両立という価値をもたらします。オトナルの「GainAds」は、ゲーム体験を損なわずに広告効果を最大化する設計で、ゲーム企業にとっても収益化とユーザー満足度の両面で活用価値の高いソリューションとなり得ます。