2026年9月15日に発売予定の『Marvel's Wolverine』の開発を手がけるInsomniac Games。同社のコミュニティ・マーケティングのディレクターであるJames Stevenson氏は、同作がX上にてさまざまな批判・低評価を受けていることについて、「アルゴリズムがネガティブな反応を増幅し、強制的に押し付ける野蛮なやり方が、開発者にXを見て投稿するよう勧める私の哲学を再考させている」「容赦ない攻撃は、誰の精神衛生にも良くない」と表明しました。
発売前なのになぜ?過剰に悪く見せようとするXユーザーの反応

海外メディアPush Squareは、『Marvel's Wolverine』に寄せられているXユーザーの批判的な投稿を紹介しています。あるXユーザーは、公開された巨大ボスとの戦闘がPS2のアクションゲームとよく似ているという趣旨の映像を投稿しました。この投稿を見て、「『Marvel's Wolverine』はPS2と同レベルなのか」と解釈するXユーザーもいたようです。
巨大ボスとの戦闘で、振り下ろされた腕または足場に隣接した胴体だけに攻撃が仕掛けられる……というギミック自体はありふれたもので、世界中のアクションゲームで見られるものなのですが、X上ではこの動画を根拠に「PS2レベルのアクション」「独創性がない」といった『Marvel's Wolverine』に対する言いがかりに近いような批判が浴びせられることとなりました。

他のXユーザーは公開されているプレイ動画にゲームコントローラーのスティックを上に倒しているだけの映像を合わせ、「『Marvel's Wolverine』はこんなに単調なゲームだ」ということを印象付けようとしています。さらに別のXユーザーも、アクションシーンにコントローラーのボタンを連打している画像を合わせ、同様の趣旨の印象を持たせようとする映像を投稿しています。
筆者の個人的な意見を言えば、これらの動画は悪意を持った切り抜きと編集としか言えないと思いますし、Push Squareも「『Marvel's Wolverine』を独創性に欠け、時代遅れで単調なゲームプレイだと印象付けようとしている。正直言って、どれにもイライラさせられる」としていますが、これらの動画が海外圏のXにて広く拡散されているのが現状です。

冒頭で紹介したJames Stevenson氏のポストのように、ゲームの開発者がこれらの悪辣な意見、そしてこういった意見がバズり、注目されやすくなるXのアルゴリズムに対して苦言を呈したくなるのも無理のないところでしょう。ゲームの発売前というのだから、なおさらです。
Insomniac Staff Blame Social Media Feedback Loops For Overnight Wolverine Hate
by
u/g4m3f33d in
GameFeed
海外掲示板Redditにおいては、今回のJames Stevenson氏のポストに対して賛否両論が見られます。
現在のソーシャルメディアの状況は絶え間ない憎悪に支配されており、アルゴリズムは類似のコンテンツをプッシュするように構築されている。Twitter(X)とRedditは特にひどい。
ネット上でネガティブな発言をしたり、ヘイトキャンペーンを仕掛けたりすることは、多くの声高なネットユーザーにとってゲームをするよりも楽しいようです。
ソニー関連のことなど、無関係な要因で不必要に批判されている部分も多いが、実際に見たものに対して正当な批判を抱いている人はたくさんいる。

本作に批判が浴びせられる背景には、昨今のPS5のディスク廃止に対する反発が飛び火しているという声もあります。
本作はPS5専用ソフトであり、先述のPush Squareの記事でも「PlayStationがパッケージ版ゲームの製造を中止したことに対する怒りも依然として存在しており、この種のユーモアはプラットフォームホルダーにとって今年最大のゲームの一つを軽視しようとする試みだと私は考えている」と述べられていました。
なお本作のパッケージ版にはディスクが入っていることが、2026年6月の時点で明かされていました(PS向けディスク生産終了が告知される前のタイミング)。
『Marvel's Wolverine』は、2026年9月15日にPS5向けに発売予定です。









