2025年12月10日に発売されたニンテンドースイッチ2版『The Elder Scrolls V: Skyrim Anniversary Edition』について、グラフィックは向上したものの、深刻な入力遅延や30fpsのフレームレート上限に対し、海外コミュニティから批判的な声が多数上がっています。
「プレイ不可能に近い」深刻な入力遅延と30fps制限
本作のパフォーマンスについては、発売直後から技術的な比較を行うYouTubeチャンネル「ElAnalistaDeBits」が「他のバージョンと比較して入力遅延がかなり大きい」と指摘。その内容は弊誌の別記事でもお届けしています。
海外掲示板Redditでもこの問題は大きな議論を呼んでおり、ユーザーによる検証では「ボタン入力から画面が反応するまで0.25秒以上の遅延がある」と報告されています。
スレッドには「動きがひどく遅延していて、プレイ不可能に近い」「まるでクラウドゲームのようだ」といった厳しい意見が殺到。リアルタイムでの戦闘や探索が中心となる本作において、この遅延は致命的だと感じるユーザーが多いようです。
また、ハード性能が向上したにもかかわらず、フレームレートが30fpsに据え置かれている点に対しても、「2011年のゲームがなぜ60fpsで動かないのか」という失望の声が上がっています。
Input delay on Skyrim (Switch 2 Edition) is terrible
byu/AZURE-Spirit inNintendoSwitch
『サイバーパンク2077』と比較される移植の質

ユーザーの不満を増幅させているのが、同じニンテンドースイッチ2で発売されている他社タイトルの存在です。
Redditでは「『サイバーパンク2077』が40fpsで動作するのに、これは馬鹿げている」といったコメントが見られ、最適化された他社事例と比較して、10年以上前に発売されたタイトルがなぜここまで不安定なのかと、本作の移植の質に疑問を呈しています。
さらに、一部ユーザーからはPC版の2倍以上となる53GBというファイルサイズについて、最適化不足ではないかという指摘も出ました。グラフィックの向上を考慮しても、入力遅延や30fps制限といった問題と合わせ、ハードの性能を活かしきれていないのではないか、という見方が強まっています。
海外メディアPolygonは、今回の問題が単発のものではなく、「ベセスダの近年の度重なる再リリースや、アップデートに対するファンの不満が根底にある」との見解を示しています。
その一例として、2025年に配信された『Fallout 4: Anniversary Edition』が挙げられています。このアップデートは、PC版で多くのModを動作不能にしたり、パフォーマンスの問題を引き起こしたりと、コミュニティから大きな批判を受けました。
Polygonは、『Fallout 4』での一件に続く今回のスイッチ2版『スカイリム』の問題が、ファンの間で長年培われてきた同社への信頼を損ないつつあると分析。度重なる人気タイトルの再リリースが、品質向上ではなく新たな問題を生んでいる現状に、ユーザーの厳しい目が向けられています。
なおベセスダは、2026年に『Fallout 4 Anniversary Edition』のニンテンドースイッチ2版を発売予定と発表しています。
今回の『スカイリム』で噴出した一連の問題が今後のアップデートで改善されるのか、そして今後発売される『Fallout 4』はどのような品質で提供されるのか、同社の今後の対応に注目が集まります。












