
韓国・ソウルにて8月25日~26日に開催されたEpic Games主催イベント「Unreal Fest」で、Epic Games創設者兼CEOのティム・スウィーニー氏は、「Unreal Engine 5」でたびたび発生する最適化問題は、開発過程の順序に主な原因があると発言しました。
最適化が後回しにされる開発フローの現状
「Unreal Fest」は、Unreal Engineの最新情報や活用事例の紹介、開発者同士の交流などを目的とした公式イベントです。
韓国メディア「This is Game」によれば、メディア向けグループインタビューの場が設けられました。そこで「ここ最近、特定のPCやGPUでUnreal Engine 5ベースのゲームがスムーズに動作しない問題が発生し、ユーザーの不満を引き起こす」という最適化問題について問われたスウィーニー氏は、「主な原因は開発過程の順序にある」と述べています。
順序について、多くの開発元がまず、ハイスペックなハードウェアを基準にゲームを開発。その後、最終段階で低スペックなハード向けに最適化とテストを進めるため、問題が発生しやすいとし、理想としては開発の初期段階で最適化を進めるのが最善だとしています。
Epicが取り組む2つの解決策
また、Epic Gamesとしても最適化問題の解決へ向け動き出しているとのことです。ひとつは「Unreal Engine 5」に、様々なデバイス向けの自動化された最適化機能を提供する、サポート機能の強化。
もうひとつは開発者全体へのトレーニング強化で、「最適化は開発段階の初期に行う」という認識を強めていくだけでなく、場合によってはEpic Gamesのエンジニアによる直接的なサポートも考慮している、とのことです。
スウィーニー氏は「10年前と比較してゲーム自体が格段に複雑さを増しており、ゲームエンジンだけで最適化を図るのが非常に難しいのも事実」とし、ゲームの開発元とEpic Gamesのようなゲームエンジンの開発元が協力して問題に当たらねばならない場面も増えている、と述べています。