スロットローグライト『CloverPit』を手掛けるPanik Arcadeは、App StoreにてiOS向けに本作の偽物が配信されているとの注意喚起を行いました。
話題のスロットローグライト、iOSで偽物が出現
本作は、独房でスロットマシンを回し、コインを稼ぎ続けるローグライトゲーム。様々な効果を持ったチャームなどをうまく組み合わせて雪だるま式にメダルを増やし、毎回膨れ上がる借金を返済していきます。
9月27日にリリースされると、最大同時プレイヤー数2万人以上(SteamDB)を記録したほか、3千件を超えるSteamレビューのうち92%がおすすめの人気作に。そんな中、『8番出口』など人気のインディー作品が悩まされてきた偽物被害がApp Storeにて発生しているようです。
問題となっているのは、App Storeにて800円で配信中の『CloverPit Game』。ロゴも『CloverPit』に登場するスロットマシンなどが使われているほか、スクリーンショットも『CloverPit』と同一と思われるものが掲載されています。

一見すると『CloverPit』のスマホ版が発売されたと勘違いしそうになるストアページですが、『CloverPit』は9月30日時点でSteamでのみ販売中であり、App Storeの『CloverPit Game』は偽物です。
App Storeのレビューを確認してみると、「Steam版よりもチャームが少なく不具合も多い」「買い切りアプリな上にさらにゲーム中に課金が必要な場面がある」との指摘が、偽物と知らず本作を購入したであろうユーザーから集まっています。
確かにApp Store内では「アプリ内課金有り:300 COINS ¥500(中略)4,000 COINS ¥3,000」との記載が。開発元に無断でスマホに移植・販売するどころか、ゲーム内課金で更にお金を騙し取ろうとする非常に悪質な詐欺アプリといえそうです。
Panik ArcadeはApp Storeの『CloverPit Game』を購入しないように呼びかけ。また、誤って購入した場合はAppleに返金申請や報告を行ってほしいとしています。

現状『CloverPit』はSteamだけ!偽物に要注意
『CloverPit』はSteamにて1,200円で配信中。9月30日時点ではSteam以外のプラットフォームには展開していないため、偽物を購入してしまわないように注意しましょう。