エインシャントが開発したレトロ2Dシューティング『アーシオン』について、開発者の古代祐三氏が自身のXアカウントにて、フリマサイトなどで「MD(メガドライブ)版カートリッジ」を謳う非公式な商品が出回っているとして注意を呼びかけています。
フリマサイトで出回る非公式カートリッジ、海外製などと偽装も

古代氏によると、現在出回っているカートリッジは全て非公式品であるとのことです。『アーシオン』は現在Steamや現行コンソール向けにリリースされていますが、ROMデータを抜き出して実機で動作させること自体は技術的に可能であり、悪質な業者がこれをカートリッジ化して販売しているものと見られます。
フリマサイトでの商品説明では、「海外製ソフト」「外国版」などと偽り、あたかも当時のレトロゲームであるかのように紹介されているケースも確認できます。
また、これらの出品者は他のレトロゲームのカートリッジも大量に販売しているようで、そういった製品にも注意が必要そうです。


本作は、メガドライブの仕様に則って制作された「ガチ仕様」の新作シューティングであり、出撃時の3D演出や精細なドット絵、FM音源によるBGMなど、当時の限界を超えたようなリッチな表現が特徴です。
ゲームシステム面では、一発死ではなく自動回復するシールド制を採用しており、シューティング初心者でも遊びやすい設計になっています。


こうした「メガドラ実機で動く」という特性が、今回の非公式カートリッジ流通の背景にあると考えられますが、古代氏は「私たちは2026年に正規のMD版カートリッジの発売を予定しています」と改めて明言。
「本物の作品だけが、時代を越えて受け継がれていきます。その“本物”を、ぜひ手に取っていただきたいと思います」とコメントし、ファンに対してもう少し待つよう呼びかけています。
『アーシオン』は、PC(Steam)/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Xbox Series X|S向けに発売中。正規のMD版カートリッジは2026年に発売予定です。









