iam8bit(アイアムエイトビット)が、インディーゲームに特化したパブリッシャーのSkybound Gamesを相手取り、契約違反、詐欺、デザイン盗用などを理由に400万ドル(約6億円)の損害賠償と懲罰的損害賠償を請求していると、Engadgetなど複数の海外メディアが報じました。
◆数年にわたる会計操作を指摘
iam8bitはゲーム開発のほか、コレクター向けゲームグッズの販売事業も展開するスタジオです。2021年4月より、Skybound Gamesとの業務提携を開始しています。
ロサンゼルス上級裁判所への訴状によれば、Skybound Gamesはiam8bitに対し、「契約で合意した月次財務報告をせず、数年にわたり会計操作を行い、数百万ドルに上る虚偽の項目で経費水増しを行った」とのこと。
また第三者監査法人に対しても、Skybound Gamesはこれらの経費項目を未だ説明していないとiam8bitは主張。会計問題に関連する損害額は、400万ドル(6億円)以上にのぼると訴えています。
◆プロモ資料のデザイン盗用疑惑も

さらに、猫アドベンチャーゲーム『Stray』を巡るトラブルにも触れられています。
iam8bitの主張によると、同社が作成したPlayStationとXbox向け『Stray』の販売プロモーション用資料の“ほぼ完璧なコピー”を、Skybound Gamesが盗用したとのこと。さらに、意図的にiam8bitの名前を削除し、ニンテンドースイッチへの移植に関する独自の契約を獲得されたとしています。
訴状に記載された申し立てには契約違反、詐欺、横領、不当利得、および不正流用が含まれ、同社の法務チームは400万ドルの金銭的損害賠償と、懲罰的損害賠償、および弁護士費用を請求しています。
現時点で両社ともこの訴訟について公式コメントは発表していません。
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