
IO Interactiveの兼共同経営者であるハカン・アブラク氏は、2024年にスタートしたパブリッシング事業「IOI Partners」について、今後の計画が不透明な状況であると海外メディアIGNへのコメントの中で明らかにしています。
パブリッシング第1弾『MindsEye』が不評に
記事の中ではIOI Partnersが最初にパブリッシングを行ったアクションアドベンチャー『MindsEye』について触れており、アブラク氏は開発のBuild a Rocket Boyの持っている素晴らしいアイデアとゲームの世界観を披露するために、支援と配信などの協力を行ったとコメントしています。
Build a Rocket Boyは『グランド・セフト・オート』シリーズでプロデューサーを務めた経験を持つレスリー・ベンジーズ氏が設立したスタジオ。『MindsEye』は2025年6月11日にリリースされたものの、パフォーマンスや安定性に関して多くの指摘を受け、リリースからMetacriticやSteamユーザーレビューで非常に厳しい評価を受けています。


『MindsEye』のこの評価について、アブラク氏はIOI Partnersとしても、また、開発としても望んでいなかった結果であるとする一方で、現在スタジオはユーザーからの信頼を取り戻すために懸命に取り組んでいるとコメント。多くの可能性とコンテンツを持っていることから、状況を好転し、多くの人に喜ばれるような将来的な成功を願っているとしています。
今後のパブリッシング事業に関しては「わからない」
アブラク氏は今後の予定について、2026年3月28日にリリース予定の『007 First Light』など自社開発のゲームに関しては自身でパブリッシングを行うとしています。一方で、パブリッシング事業のIOI Partnersに関して、この先他社開発のゲームをリリースする予定があるかどうかについては「わからない」とコメントしています。

