
オンラインゲームの公式サービス終了後のケアを求める運動「Stop Killing Games」が勢いを増す中で、エンドユーザー使用許諾契約書(EULA)が解約された場合に、所有者にゲームを破棄するように求めるユービーアイソフトの規約が注目されています。
責任あるサービス終了の気運が高まりユービーアイのEULAが注目される
「Stop Killing Games」は、消費者の基本的な権利を守るため、ゲームの終了後も何らかの形でユーザーがプレイできるよう運営者へ求める署名運動です。2025年7月に目標の署名数達成して欧州委員会への立法提案要件を満たしたことを受けて、EUのゲーム企業ロビー団体Video Games Europeは異議を唱える声明を発表しました。
ゲームの終了後も何らかの形でユーザーがプレイできるようにすることを求める気運が高まる中で、ユービーアイのEULAに含まれる「いかなる理由での終了においても、お客様は直ちに本製品をアンインストールし、お客様が所有する本製品のすべてのコピーを破棄しなければなりません。」という条項がRedditなどのSNSで注目を浴びています。
ユービーアイが「Stop Killing Games」を真っ向から否定する姿勢を見せていると批判する声が寄せられていますが、同じような内容の条項は『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』や『FINAL FANTASY VII REMAKE』などの様々なゲームのEULAでも記載されているという指摘も見られます。
『Phasmophobia』の開発者が過去に同じ条項を指摘された際には、『Baldurs Gate 3』や『Dead by daylight』を例に挙げて、EULAがあるすべてのゲームにおいて一般的なものであると説明しました。
Comment
byu/Pajoncek from discussion
inPhasmophobiaGame
「Stop Killing Games」が活発化したことでユービーアイが槍玉に挙げられる形になってしまった模様ですが、前述した通りEUのゲーム企業ロビー団体は運動に反対する姿勢を見せています。団体は政策立案者や運動のリーダーたちとの議論を提案しており、今後の動向に注目が高まっています。
¥5,210
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)