2025年9月12日に発売予定のハクスラFPSシリーズ最新作『ボーダーランズ4』について、X(旧Twitter)では販売価格高騰を懸念するファンの声が寄せられています。それに対し、Gearbox SoftwareのCEOであるランディ・ピッチフォード氏が「真のファンであるならばなんとかして手に入れる方法を見つけるだろう」と返答しました。
80ドルでの販売を危惧する声にランディ・ピッチフォード氏が反応

本記事執筆時点では『ボーダーランズ4』の販売価格は発表されていませんが、とあるファンは本作が80ドル(約11,400円)で発売されるのではないかとSNS上で危惧。CEOには、「価格設定についてある程度の影響力があるはずだ」と述べるファンの発言に、ランディ・ピッチフォード氏が反応しました。
直接投稿に返信するかたちで、ランディ・ピッチフォード氏は「私が決めることではない」と明言。そのうえで、高校を卒業した後に最低賃金のアイスクリームパーラーで働きつつ、北米版メガドライブ向けに販売されていた80ドルの『Starflight』を購入した体験を振り返りつつ、「真のファンならばどうにかして購入するだろう」と述べています。
近年のゲーム価格上昇に止まらない不満の声

価格の発表前にも関わらず80ドルでの販売を懸念している投稿は、昨今のゲーム価格が値上げの傾向にある背景を踏まえたものと思われます。
任天堂が『マリオカート ワールド』の希望小売価格が約80ドルであると発表した際には、米国ユーザーから「高すぎる!」という声が殺到。その不満の声が寄せられている状況を受け実施された海外メディアの取材では、米国任天堂社長のダグ・バウザー氏が「ゲームによって異なるので、基準価格は設定していません」と答えました。
『マリカ ワールド』の価格設定が明らかになった後、マイクロソフトもファーストパーティの新作タイトルを約80ドルに値上げすると発表しています。
ランディ・ピッチフォード氏のファンに対する返答には、否定的な反応を見せる投稿が多数寄せられています。80ドルを基準とした販売価格が増えていることに対して、海外ゲーマーは危機感を募らせている模様です。
『ボーダーランズ4』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに9月12日発売予定です。