東京のゲームイベントの熱量を地方にも届けたい―仙台で5月18日に開催の「インディゲームマーケット5」主催者インタビュー 2ページ目 | GameBusiness.jp

東京のゲームイベントの熱量を地方にも届けたい―仙台で5月18日に開催の「インディゲームマーケット5」主催者インタビュー

試遊やトークショー、物販など盛り沢山!入場無料です!

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東京のゲームイベントの熱量を地方にも届けたい―仙台で5月18日に開催の「インディゲームマーケット5」主催者インタビュー
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東北のゲーマーにもゲームイベントの熱量を届けたい

昨年開催の様子

――「インディゲームマーケット」はどのような経緯で生まれたイベントでしょうか?

佐々木:近年、東京では毎週のようにゲームイベントが開催されていますよね。でも東北という地域においてはこういったイベントは少なかったと思うんです。著名なクリエイターの方々が東北に来て何かする、というのもあまりなかった気がします。

僕が知り合った多くのクリエイターや仲間達とも話をしていて、その中で「東北のゲームファンが集まったり、会える機会があれば喜ばれるんじゃないか」と思ったのがイベントを始めようとした大きなきっかけです。

東京のゲームイベントなんかに参加すると、やっぱりファンの方々が集まったことでの熱量がものすごいんです。東北でも、こういった熱量や楽しそうな空気感というのを東北のイベントでも届けられたら嬉しいな、と思います。

「インディゲームマーケット」も今年で5回目ですが、最初はレジェンドクリエイター出展がメインのイベントだったんです。最近は文字通りにインディーゲームが中心にシフトしてきて、前回からインディーゲーム試遊などで大きく盛り上がるようになってきています。

――インディゲームマーケットのコンセプトはどのようなものですか?

佐々木:「遊ぶ」「繋がる」「伝える」をコンセプトにしています。「遊ぶ」は文字通りゲームを遊ぶことで、「繋がる」というのは、クリエイターとファンだったり、クリエイター同士だったり、いろいろな形でイベントに参加する人たちのコミュニティが形成されれば嬉しいという思いがあります。

残りの「伝える」という部分ですが、僕らのイベントは入場無料にしていることで、色々な世代の人に気軽に参加して欲しいという思いがあります。その中で、例えば親子だったらお父さんが昔のゲームを子供に教えて、逆に子供はお父さんに今のゲームを教えるみたいな「伝える」形ができればいいなと。

もちろん、他にもレジェンドクリエイターが若手の方に何かを「伝える」だったり、イベントやトークショーなどを通じて色々なクリエイティブな面白さを参加者に「伝える」みたいな、色々な形で3つのコンセプトを考えています。

――入場無料ということで親子で気軽に参加してほしいというのは素晴らしいですね。

佐々木:「インディーゲームマーケット」は初期に比べると、コアなゲーマーな方のみならず、それこそ親子や、中高生の仲間たちで遊びに来てくださるようになって来ました。この流れを大切にしたいですね。

――開催地を仙台に決定した理由や、イベントでの苦労について教えて下さい。東北でのゲームイベントはとても珍しいと思います。

佐々木:大きな理由としてはピクセルの本社が仙台にあること、公共交通機関などを含めて仙台のアクセスが比較的良いことがまず第一にあります。

地方でのこういったイベントの集客は決して楽なものではないのですが、仙台の喜久屋書店さんや万代さんが協力してくれて、チラシやポスターの設置などで助けてくださるお陰で、少しずつ知名度が広がっていると実感しています。

今のところイベントでは全国からお客さんが来てくださっているんですが、今後も東北地方の方々にもっと届けたいというのが気持ちとしてあります。本当に全国から来てくださるお客さんの熱量はすごいもので、繰り返しになっちゃいますが東北にもこの熱量を届けたい!と思っています。

他の地域のゲームイベント主催者や参加者の人々がSNSで反応してくれるのもありがたいですね。こういった告知は本当に嬉しいもので、ちょっと感動します。

――今年で5回目の開催となる「インディゲームマーケット」ですが、これまでの開催で印象的だった展示やイベントがあったら教えて下さい。

佐々木:今年も参加してくださっているリモテクスさんのブースのハイスコアチャレンジで、小さい子供から大人の方までチャレンジに参加して、同じ目標に向かって盛り上がっていた姿がとても印象に残っています。

イベントで言えば、元ハドソンの国本剛章さんが、ご自身のYouTubeチャンネルでやっている「なんちゃって作曲講座」をライブでやってくださったんです。ユーモアもありながら勉強にもなる、すごく楽しい内容でした。

中潟さんはイマジニアから許可を取って『Fit Boxing 北斗の拳』の楽曲を紹介してくれたことなどもあり、そんな風にゲストのみなさんがイベントに向けて色々と考えてくれるのが本当にありがたいですね。イベント終わりにブースの方から「また参加したい!」といっていただけるのも嬉しいです。

――今年の4月には新潟でのコラボイベントも実施しています。今後もこういった色々な地域でのイベントを予定されているのでしょうか?

佐々木:「新潟ゲームフェスティバル×インディゲームマーケットin新潟」はとても盛り上がりましたね。僕自身も新潟という土地が好きで、地域の主催者の方とも仲良くさせてもらっているので、新潟でもまたやりたいなと思います。

もしも要望があれば、他の地域にも伺いたいですね。

――ズバリ、今年のインディゲームマーケットの魅力をお願いします!

佐々木:今回はブースの出展数がこれまでで最大になっていて、新たに映像出展を導入しています。プロジェクターで映像を流しているのを見ているだけでも、かなり楽しめるのではないかなと思います。

今回のイベントでは、お世話になっているメビウスさんの協力のお陰で、イベントでは『ラストハルマゲドン』『学校であった怖い話』『アパシー』などの飯島多紀哉さんのトークショーが行われます。

もうひとつの目玉としては、BEEPさんの協力で『コットン』シリーズで声優を務めた、山形出身の声優アイドルのるなっち☆ほしさんのミニライブも行われます。かなり盛り上がると思うので、ぜひとも期待してください!

あと、今回は初の試みとしてイベントのコンピレーションアルバムが発売されます。ゲームの内容を知らなくても、音楽からそのゲームに興味を持つということが僕自身何度かあったので、宣伝やクリエイティブの支えとなることを目的として作りました。「インディゲームマーケット」ならではのアルバムになったのではないかなと思います。

ブースでは、今回出展している広島のゲームインパクトさんという団体がいるんですが、今回こちらと弊社がコラボした新作FCソフト『ゼラット!』が、ゲームインパクトさんブースで発売されます。こちらもぜひとも期待してください。

それと、今年イベントマスコットとしてナビゲーターの「ミラちゃん」(※)が登場して、グッズも用意してるので、こちらも喜んでいただけたらなと思います。※キャラクターデザインはKOU氏(公式X) 

――最後に読者へのメッセージと、インディーゲームマーケットへの想いをお伝え下さい!

佐々木:弊社のゲームでは、ピクセルとして、そして自分自身が伝えたいことについて、作品に詰め込んでいます。ぜひとも遊んでいただいて、価値観や好きが伝わってくれれば嬉しいなと思います。

今はゲームや映画、配信などのコンテンツが多くて遊ぶ時間って思っているより取れないと思います。ピクセルのゲームは、大作ゲームの間にサクッと遊べるようなものが多いので、気軽に遊んでみてください。

弊社は名前の通り「ピクセル」な会社ですが、キャラクターや開発IPがユーザーから愛されるような世界観づくりを目指しています。より多くの方のお気に入りになれたら嬉しいです。

「インディーゲームマーケット」は地方イベントなので、来れない方もいると思います。もし参加できなかった人にも、参加者やクリエイターからのSNS発信などを通じて少しでも熱量を届けていきたいと思いますし、今年は無理でも来年は行ってみよう!と思えるようなイベントにしていきたいと思っています!

――ありがとうございました!


「インディゲームマーケット5」は、2025年5月18日11時より宮城県仙台市の太白区文化センターにて入場無料で開催します。東北でも珍しいゲームイベントなので、ゲーム好きな方は要チェックです!

《Mr.Katoh@Game*Spark》

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