Gala Gamesは、Diftterが開発するローグライトCo-opシューター『Superior(スーペリア)』のSteamストアページを公開しました。
本作は、すべてのスーパーヒーローが悪へと転身した世界で戦う、ローグライト要素のあるオンライン協力型TPS。プレイヤーは、元スーパーヒーローとして独特の敵や独自の環境がランダム生成されるミッションに挑み、邪悪なヒーローたちを倒して「ジュース」と呼ばれる敵のパワーを奪い取って、豊富に用意されたスキルツリーや身体能力、武器のレベルアップを行い、さらなるミッション挑戦していきます。
本作のパブリッシャ―であるGala Gamesは、複数のブロックチェーンゲームを開発しているプロジェクトを行っており、仮想通貨「GALAトークン」を通したNFTゲームを提供しています。すでに本作に関する収集可能なNFTキャラクターをGala Gamesストアにて3月24日に先行販売しており、これを使用してプレイすることでスキルポイントを獲得し新たな能力を身につけることが可能となっています。さらに、レアリティの高いNFTキャラを使えばより多くの報酬を得られるとしています。

しかしながら、Steamの規約では、「Steamで公開すべきではないもの」として「暗号通貨またはNFTの発行や交換を許可するブロックチェーン技術に基づいて構築されたアプリケーション」が定められています。Steamでは、2021年にブロックチェーン技術を使ったNFTゲームの『Age of Rust』がガイドライン違反としてリリース不可となったことからも、現実世界で価値を持つ暗号通貨やNFT要素そのものが公開されるべきでないコンテンツとして列挙されています。また、Valveのゲイブ・ニューウェル氏もNFTの取り扱いに否定的な言及をしています。

こうした現状の中で、すでにNFTキャラを先行販売した明確なNFTゲームの『Superior』ですが、ガイドラインに適合しストア審査に通過したということは本作のNFT要素を削除した結果ではないかと推測され、NFTキャラはSteam上では使用できず、Android/iOSなどの他の対応プラットフォームでのみ使用できると思われます。しかし、現時点ではGala GamesもValve側も明確な声明は出してはいません。




ローグライト要素のあるアンチヒーローCo-opシューター『Superior』はPC(Steam)向けに2022年Q4に早期アクセス開始予定です。