気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、SKIPMOREとESQUADRA開発、PC向けに12月9日にリリースされた探索型アクション『Transiruby』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、『神巫女 -カミコ-』などを手がけた日本人開発者による探索型アクション。サイボーグの少女「シルビィ」が、相棒AI「ネーコム」とともに突如現れた巨大な次元大陸を調査するための冒険を繰り広げます。シルビィの持つ銃「エレメントガン」で敵を凍らせて足場にするなど、ステージ内にはさまざまなギミックも用意されています。
『Transiruby』は、1,500円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
ユウラボ氏スキップモアという屋号でインディーゲームを作っているユウラボと申します。ゲーム内のクレジットでは「Y. KIMURA（SKIPMORE）」となっていますが、同一人物です。一番好きなゲームはMSX版『ハイドライド3』です。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
ユウラボ氏今までは『フェアルーン』や『神巫女 -カミコ-』といった、トップビューのゲームを作ってきたのですが、ゲームデザインの勉強のため、サイドビューも作ってみたいなぁと思い企画しました。
――本作の特徴を教えてください。
ユウラボ氏ジャンルは探索型アクションですが、いわゆる今風のメトロイドヴァニアではないかもしれません。部屋単位ではなくシームレスに繋がった広めのマップをウロウロ探索しながら、アイテムを集めたりパズルを解いたりする感じになっています。また、ゲームが進むとPVのようにバイクや飛行形態に変形する場面もでてきます。
DLCでBGMをFM音源テイストに変更することもできるので、気になった人はそちらもチェックしてみてください。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
ユウラボ氏探索型アクションに興味があるけど難しそうだからちょっと…と敬遠していた人に遊んでもらえると嬉しいです。マップで迷うことはあるかもしれませんが、戦闘やアクションが難しくて詰まることはないと思います。あとは、80～90年代にPCゲームを遊んでいた人たちは楽しめるかと思います。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
ユウラボ氏いろいろなゲームから影響を受けていますが、MSX版の『魔城伝説II ガリウスの迷宮』や『イースIII』、メガドライブの『モンスターワールドIV』からは大きな影響を受けています。エリア内のトランチップ（マリオでいうコインのような物）を全て集めないと次のエリアに行けないというメカニクスは、ドットイートタイプの影響です。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
ユウラボ氏もともとリモートワークだったので、大きな影響はありませんでした。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
ユウラボ氏パブリッシャーのフライハイワークスさんのサイトにある、配信ガイドラインを守っていただければ問題ありません。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
ユウラボ氏「難度控えめ、面白さ多め」を目指して作りました。ドット絵、チップチューン、ライトなSF設定などが好きな人は、ぜひ遊んでみてください！
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
