独占販売による囲い込み戦略が大きな議論となっている近年のPCゲーム業界。独占販売戦略を有していない、業界大手プラットフォームSteamを擁するValveのCEOゲイブ・ニューウェル氏が、4年以上前にこの戦略について言及していました。1つは、2015年に『スカイリム』などに有料Mod機能を導入する動きが発生した際のもの。Redditにおいて、「(有料化の関係で)Mod機能がSteamワークショップを介したものだけに限定されないようにValveが対応することが出来ますか」という有名Modサイト「Nexus」管理人からの質問に対し、ニューウェル氏は「独占は誰にとっても良くない考えです。短期的な市場の歪みと、長期的な悲しみを生み出すようなレバレッジ戦略です」と2015年4月26日に発言。もう1つは2016年、VR市場が活気づくなかでユーザーに対する非公式のメール内で言及。競合VR機器がタイトルの独占戦略を取ることについて、「独占は良い戦略ではない」とコメント。様々な分野で多数のリスクをデベロッパーが抱えている事自体は認識しつつ、必要であるならば「売上の前払い」をすることも示唆しています。一方で、その「売上の前払い」、売上保証金の提供を前提とした独占戦略の可能性については完全に否定し、むしろ「金銭目的の独占契約」をデベロッパーが受け、不自由とならないための融資であるとしました。VR業界のものについては非公式ではあるものの、Redditにおける発言のみでも今日の揺れるPCゲーム業界を踏まえるならば興味深い内容。再びニューウェル氏が「独占戦略」について意見を発信する日は来るのでしょうか。
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