【アドテク“きほんのき”】いまさら聞けないアドテク基本用語「ヘッダービディング 」を AppLovin 日本法人代表が解説 | GameBusiness.jp

【アドテク“きほんのき”】いまさら聞けないアドテク基本用語「ヘッダービディング 」を AppLovin 日本法人代表が解説

最近耳にすることが増えた「ヘッダービディング」とはどのような仕組みなのでしょうか?今さら聞けないアドテク用語を解説する連載第7回も引き続きAppLovin日本法人代表の林宣多氏に解説いただきます!

市場 マーケティング

アプリマーケティングにおいて “いまさら聞けない”基本用語を解説する連載「アドテク“きほんのき”」。第7回のテーマは「ヘッダービディング」。パブリッシャーの収益を最大化する仕組みのことで、すでにウェブ広告では使われていますが、最近はモバイルアプリの広告でも導入が進んでいます。モバイルアプリのマネタイズに困っている方は必見の内容です。前回に引き続きAppLovin日本法人代表の林宣多氏に解説していただきます。




公平な広告取引を実現する「ヘッダービディング」


ヘッダービディングは、パブリッシャーが自社の広告在庫を最も高い単価で、広告を配信したい広告主に売却できる仕組みのひとつです。これまでのプログラマティック・バイイング (programmatic buying: 広告枠の自動買付け)の主流であったウォーターフォール型では、あらかじめ決められた配信順位で各プラットフォームの広告を配信していました。

そのため、下位にいるプラットフォームが高い単価の案件を持っていても自分の順番になるまでは配信ができず、必ずしも収益を最大化できているとは限りません。一方、ヘッダービディングでは、インプレッション毎に全プラットフォームの入札を競争させることができるため、収益を最大化できるのです。

ヘッダービディングはこれまで、ウェブブラウザの広告では使われていたのですが、つい最近までモバイルアプリでは使われていませんでした。それには2つの理由が考えられます。1つは、PC上の広告でヘッダービディングを行う会社の多くが、モバイルアプリでのビジネス経験が少なく、モバイルアプリのビジネス環境と技術環境の理解が進まなかったことです。2つ目は、メディエーションウォーターフォールを提供する会社が、アプリ企業の収益最大化のSDKを提供するビジネスで市場が伸びていたため、ビジネス転換の必要性がなかったことです。しかし近年では、スマートフォンの普及に伴って、ウェブ広告同様モバイルアプリでもヘッダービッディングの需要が高まってきました。

ヘッダービディングによってパブリッシャーはインプレッション毎の収益を最大化することができます。マーケティング業界のグローバルな情報を届けるメディア「The Drum」は、「ヘッダービディングでは、全ての広告主から同じタイミングで入札を受けてから配信案件を決めることで、誰にでも公平で透明性があるオークション取引になる」と述べています。つまり、ヘッダービディングは理論上、パブリッシャーと広告主のどちらにとって公平で最適な取引が実現できるのです。

まとめ


ヘッダービディングの特徴は、以下の3つです。

  • アプリ広告主・代理店は希望する値段でインプレッションを購入できる
  • アプリパブリッシャーは売れたインプレッション全てに関して、最も高い収益を得られる
  • ユーザーは基本的に無料でクオリティの高いコンテンツを得られる


今後は、モバイルアプリでのヘッダービディングの実装が主流となっていくでしょう。そうすると、より公平で効率的な広告取引が可能になり、収益性も大きく改善されていきます。その結果、これまで以上により多くのアプリメディアが生まれたり、アプリ業界が活性化したりすることも想像に難くありません。。アプリユーザーの一人として、私も楽しみです。

これまで7回に渡ってお送りしたこの連載もついに次回で最終回です。最後は、この連載の総括コラムをお送りします!




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【林さんのプロフィール】
著者: 林 宣多(はやし・のりかず) AppLovin日本法人代表取締役。GREE、Yahoo! Japanでの広告プロダクト立ち上げ後、米国に拠点を移し、設立直後のAppLovinに参画する。AppLovin本社の営業責任者として事業の成長をけん引した後、2016年4月にAppLovin日本法人の代表取締役に就任する。
《林 宣多》

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