【TGS2017】山元哲治が伝えたい“想い”とは? スマホでリリースする理由は?『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』インタビュー | GameBusiness.jp

【TGS2017】山元哲治が伝えたい“想い”とは? スマホでリリースする理由は?『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』インタビュー

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漫画という形で始まり、後にゲームやテレビアニメなど、多彩な展開を遂げた「ポポロクロイス物語」。特にゲームシリーズは、プレイステーションにはじまり、PS2にPSP、近年では3DSへの進出も果たす活躍ぶりを見せました。

そして先日、スマートフォン向けとなるシリーズ最新作『ポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』を発表。本作は、“はじめての物語”から8年後となる、18歳になったピエトロたちの物語が描かれます。

シリーズ展開の中で、ピエトロとナルシアが結ばれることは判明していますが、そこに至るエピソードが詳しく語られたことはありませんでした。ファンならば誰もが気になる点と言えますが、本作では2人の距離が近づく部分も描かれるとのことです。

新展開に加え、青年へと成長したピエトロの新たな姿に迫る『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』。しかも本作には、ザマドを主人公としたもうひとつの物語「サイドストーリー」や、キャラクターごとの物語を紡ぐ「ブレイブストーリー」も用意されます。

早くも気になる点ばかりの本作ですが、まだ発表されたばかりなので、詳細まではまだ語られていません。ですが、少しでもその本質に近づくべく、開発プロデューサーである株式会社epicsの山元哲治氏に直撃インタビューを行いました。シリーズ最新作に込める思いや開発の経緯などをご覧ください。

◆「意外と本気」な山元哲治氏の考えと伝えたい想い

──まず最初に、シリーズ最新作をスマートフォンに展開すると決めた開発の経緯やきっかけなどを教えてください。

山元氏:ピエトロ王子の冒険は、シリーズ三作目で終わってしまっており、その後パパになります。三作目の時にピエトロは15歳だったので、その後結婚し、ナルシアがお妃となり、子供が生まれたわけです。そこの、言わば物語として1番美味しそうな所は「いつか必ずやってやろう」と思っていまして。

そして今回、セガさんから「『ポポロクロイス』をやってみないか」というお話をいただいたので、これを機会にやってみたいなと考え、原作者の田森庸介先生にも相談しつつ開発することになりました。

──今回、プラットフォームにスマートフォンを選ばれた理由は?

山元氏:作りてとしては、1番いいんですよ。(何かあった時に)直せるというのもありますし、ユーザーさんの反応を見る……というと大げさですが、テレビドラマとかでも視聴者の声で多少軌道修正されたりするじゃないですか。そういう、番組を作っているような形で作品を生み出せるのは、やってて楽しいですね。

例えば、バラエティ番組のコーナーって視聴率によって来週からなくなることもあるじゃないですか。そういうアクティブなものって、刺激になるんですよね。

エンディングに向けて(制作を)ひたすら頑張るというのは、もちろん面白いし手応えもあるんですが、時に煮詰まることもありまして。なので、コンテンツやキャラクターをどんどん追加できるスマートフォンの仕組みは魅力ですね。

──ピエトロのナルシアの成長や変化、結ばれるまでのプロセスなどが紡がれると伺いましたが、そういった物語を通して、どのような想いやテーマを伝えたいとお考えですか?

山元氏:今、世界が混沌としていますよね。紛争や様々な問題が。それぞれを読み解いていくと、単純なイデオロギーだけの話ではなく、どうしていいか分からなくなるほど複雑です。

そこで私が思ったのは、ピエトロとナルシアがそのような複雑な状況に出くわした時、一体どうするんだろうと考えたんです。そして、そんな2人が混沌とした世の中に与える影響を描きたいなと。「シンプルなものが全てだ」ということを、伝えたいですね。だからね、意外と本気なんですよ(笑)。

──シリーズファンの方々も、その本気を心待ちにしていると思います。ちなみに、本作におけるピエトロのナルシアの関係について、主題歌の歌詞がヒントになっていると伺いましたが、特に重要なワードを教えていただけますか?

山元氏:やはり「涙」ですね。「ナルシアの涙」が大事なワードです。

──色々想像が膨らみそうな一言ですね。ところで、「2人が結ばれる」というある種の結末が決まっていますが、具体的にどのようなエンディングを迎えるのかすでに確定しているのでしょうか?

山元氏:そんな簡単に脚本などは出来ませんよ(笑)。大人になるための様々な試練が2人の前に立ちはだかりますから。

──待ち受ける冒険の日々と2人の活躍が、今から楽しみにしておきます。ありがとうございました!

左:epics 開発プロデューサー/原案/構成 山元哲治氏  右:セガゲームス 運営ディレクター 長島巨樹氏
《臥待 弦@インサイド》

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